研究課題/領域番号 |
06F06468
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授
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研究分担者 |
BISWAS Kamal Krishna 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
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キーワード | 内因性カンナビノイド / HMGB1 / エンドトキシン / アナンダマイド / アポトーシス / 神経細胞 / N-アラキドニルドパミン |
研究概要 |
炎症の新規メディエーターHMGB1の細胞外遊離機構 HMGB1は壊死有核細胞のほかに、活性化マクロファー、樹状細胞から細胞外に遊離されて、後期のメディエーターとして作用する。そして、敗血症性ショックの後期の"死"のメディエーターとして働くことを我々のグループは明らかにしているが、その活性化されたマクロファージ/樹状細胞からの遊離の機構に関しては不明の点が多い。一方、我々は、エンドトキシンショックの発症病理として、内因性カンナビノイドであるアナンダマイド、2-AG(2-arachidonoyl-glycerol)が、CB1,CB2受容体を介して大きな役割を果たすことを報告してきた。そしてこの内因性カンナビノイドが、後期メディエーターであるHMGB1の遊離に働くことを見出した。ここに【早期】から【後期】へとリンクするメディエーターの一つが同定されたことになる。 研究の結果、内因性カンナビノイドは、CB1を活性化し、Rac1⇒PAK/MKK7(?)⇒JNKのリン酸化⇒HSF-1のリン酸化を引き起こすことが判明した。HMGB1の核外から細胞質、さらに細胞外への遊離にもこの経路が働いているものという結論に達した。
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