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タイプIII分泌機構を介したイネ-白葉枯病菌間の分子応答機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06J00907
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 植物病理学
研究機関独立行政法人農業生物資源研究所

研究代表者

古谷 綾子  独立行政法人農業生物資源研究所, 植物・微生物間相互作用研究ユニット, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードタイプIII分泌機構 / イネ / 白葉枯病菌 / 分子応答機構 / エフェクター
研究概要

本年度は、これまでに同定していた白葉枯病菌のタイプIII分泌エフェクターの発現分泌制御について解析を行うとともに、個々のエフェクターの宿主内における機能解明を目指し、それぞれのエフェクターを発現する形質転換イネの作出を試みた。
1.同定したエフェクター遺伝子の発現解析により、それらの全てがタイプIII分泌装置の構築に関わる他のhrp遺伝子群の制御因子として知られるHrpXの発現制御下にあることを明らかにした。また、hrpクラスター上のhpaBおよびhpaPは、X000148を除く全てのエフェクターの分泌に必須ではないものの、その効率的な分泌には必要であることを明らかにした。
2.昨年度はエフェクターを恒常的に高発現する形質転換イネの作出を試みたが、植物体が再生しないという問題が生じていた。そこで、5つのエフェクターについてDEX誘導性プロモーターの制御下で発現する形質転換イネの作出を行った。1つのエフェクターを除き、生育は良くなかったが、F1種子を得ることができた。
3.同定したエフェクターの多くが白葉枯病菌と同様にXanthomonas属に属する他の植物病原細菌でも広く保存されることを確認した。そして、モデル実験植物であるシロイヌナズナに感染するアブラナ科植物黒腐病菌(X.campestris pv.campestris)においてにおいて保存される10個のエフェクターホモローグのうち少なくとも8個が実際にタイプIII分泌装置を介して植物細胞内に分泌されることを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Identification of novel type III secretion effectors in Xanthomonas oryzae pv. oryzae2009

    • 著者名/発表者名
      Ayako Furutani
    • 雑誌名

      Molecular Plant-Microbe Interactions 22

      ページ: 96-106

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文]2008

    • 著者名/発表者名
      古谷綾子
    • 雑誌名

      ゲノム情報を活用した植物感染生理学の展望(日本植物病理学会 植物感染生理談話会論文集(第44号)ISSN 1345-8086)

      ページ: 21-30

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] イネ白葉枯病菌のタイプIIIエフェクターの病原性への関与2008

    • 著者名/発表者名
      古谷綾子
    • 学会等名
      平成20年度日本植物病理学会大会
    • 発表場所
      くにびきメッセ
    • 年月日
      2008-04-26
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] イネ白葉枯病菌のタイプIII分泌タンパク質の同定2008

    • 著者名/発表者名
      古谷綾子
    • 学会等名
      第81回日本細菌学会総会
    • 発表場所
      国立京都国際会館
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2024-03-26  

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