研究課題/領域番号 |
06J02998
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金 重伯 京都大学, 大学院生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 染色体 / クロマチン / 原子間力顕微鏡 |
研究概要 |
1.核様体の基本構造構築原理の究明 (1)精製したプラスミドDNAと精製したHUやIHF、とから40nmファイバーを安定に再構成する方法を確立する。 (2)Huとプラスミドから再構成したファイバーを基本に、それに対するIHF、H-Ns、Fisといったタンパク質添加の効果を調べる。 (3)結果:プラスミド構造体の単離方法を確立し、大腸菌染色体構造の一つのビーズはRNAポリメラーゼなどを含む転写活性構造だったことを明らかにした。 2.Dpsの発現制御機構の解明 (1)酸化ストレス下におけるゲノム構造の観察/欠損株を用いた解析/強制発現系における解析 (2)結果:大腸菌染色体の単離方法を確立し、バクテリア染色体も真核生物染色体と同様の高次構造が存在することを明らかにした。 特に凝縮されている構造はDpsタンパク質が関連されていることを証明した。 3.菌界における凝集機構の普遍性と特異性 (1)各制御因子の菌界における分布、ならびにDPSプロモーターにおける制御因子の結合部位の同定から菌界におけるDps発現制御系の進化的側面を明らかにする。 (2)代表種を用いて実際に予測された制御系が働いているかどうかを調べる。 (3)結果:葡萄状球菌染色体の構造解析に成功し、大腸菌染色体で観察された高次構造は菌界全般のバクテリア染色体に普遍的に存在することを明らかにした。
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