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異性交際の親密化・崩壊過程に関する感情モデル

研究課題

研究課題/領域番号 06J03892
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 社会心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

立脇 洋介  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード異性交際 / 恋愛 / 感情 / 親密化過程 / 崩壊過程
研究概要

従来の異性交際に関する心理学的研究では、親密化過程と崩壊過程に関するモデルが別々に提出されてきた。そのため、いずれのモデルも関係の変化のダイナミズムを十分に説明できていない。そこで、本研究は異性交際中の感情に注目し、親密化過程と崩壊過程とを包含するモデルの構築を試みた。本年度の研究の成果は以下の四点にまとめられる。
第一に、異性交際中の感情を測定する尺度を開発し、論文「異性交際中の感情と相手との関係性」として発表した。
第二に、時系列調査によって、関係の変化と意識の変化との関連を分析した。調査期間中に関係が変化した人では、情熱感情と尊敬・信頼感情とが大きく変化していたのに対し、親和不満感情はほとんど変化していなかった。したがって、関係の親密化や崩壊には否定的感情より情熱感情や尊敬・信頼感情などの肯定的感情の方が関連している可能性が示唆された。
第三に、異性交際中の感情と個人特性要因との関連について検討した。不安傾向の強い人は親和不満感情と攻撃・拒否感情だけでなく、情熱感情も感じやすいこと、回避傾向が強い人は情熱感情や尊敬・信頼感情を感じにくく、攻撃・拒否感情を感じやすいことが明らかにされた。したがって、不安傾向の高い人は異性の友人関係より恋愛関係を構築し、回避傾向の高い人は親密な関係を構築しにくいと考えられる。
第四に、異性交際をテーマとした流行歌を視聴する前後での気分の変化を、実験によって検討した。流行歌視聴前に比べ、気分がポジティブに変化することが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 異性交際中の感情と相手との関係性2007

    • 著者名/発表者名
      立脇 洋介
    • 雑誌名

      心理学研究 78

      ページ: 244-251

    • NAID

      130002027077

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 恋愛有能感と異性交際中の感情との関連2007

    • 著者名/発表者名
      立脇 洋介
    • 学会等名
      日本社会心理学
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 流行歌における恋愛表現(1)2007

    • 著者名/発表者名
      立脇 洋介
    • 学会等名
      日本心理学会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2007-09-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2024-03-26  

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