研究課題/領域番号 |
06J09743
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
水産化学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
苣田 慎一 九州大学, 大学院・農学研究院, 特別研究員DC1 (90639791)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | スフィンゴ糖脂質 / GM4 / 魚病 / 合成酵素 |
研究概要 |
昨年度研究より、ゼブラフィッシュGM4合成酵素の塩基配列、及びアミノ酸配列を同定した。この情報をもとに、哺乳動物においてGM4合成酵素をデータベースよりスクリーニングすることとした。GM4合成酵素は哺乳動物においてもクローニングされていない。マウスをモデル動物としてスクリーニングした結果、アミノ酸レベルにおいて、GM3合成酵素がゼブラフィッシュGM4合成酵素と最も同一性が高いことが分かった。 放射性同位元素でラベルしたガラクトシルセラミド(GalCer)をアクセプター基質、CMP-NeuAcをドナー基質としてマウスGM3合成酵素のシアリルトランスフェラーゼ活性を測定した結果、マウスGM3合成酵素がGM3だけでなく、GM4も合成することが判明した。 現在までに、GM3合成酵素ノックアウトマウスが作製され、神経におけるGM3の機能解析、インスリン受容体と糖尿病におけるGM3の機能解析、聴覚(内耳)機能におけるGM3の機能解析が行われている。実際に、同ノックアウトマウスの脳においてGM4は消失しており、また、同脳においてGM4合成活性も消失していた。このことはマウスにおいて、マウスGM3合成酵素が唯一のGM4合成酵素であることを示している。 以上のことは、ノックアウトマウスを用いたGM3の機能解析において、GM4においても注目しておく必要があることを示している。
|