• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

エンドサイトーシスにおけるクラスリン被覆小胞のエンドソームへの輸送機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06J40104
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 機能生物化学
研究機関東京理科大学

研究代表者

十島 純子  東京理科大学, 基礎工学部, 特別研究員(RPD)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードエンドサイトーシス / アクチン細胞骨格 / シグナル伝達 / クラスリン / エンドソーム / 細胞内輸送 / アクチン
研究概要

本年度計画に沿って以下の研究を実施した。1つ目の研究課題である「エンドサイトーシスにおけるクラスリン被覆小胞とエンドソームの会合過程のリアルタイム解析」については、アクチンケーブルを介したクラスリン被覆小胞の輸送機構の解析を行なった。アクチンケーブルを介したクラスリン被覆小胞の輸送を制御している蛋白質を同定するために、エンドサイトーシス関連蛋白質、およびエンドソーム関連蛋白質をコードする、約300種類の遺伝子欠損変異体を作成した。これらの変異体を用いて、まずアクチンケーブルの動態に異常の見られる変異体をスクリーニングした結果、CAP1, CAP2, SAC6の遺伝子欠損変異体でいおいて、アクチンケーブルの異常が認められた。これらの中で、SAC6変異体において、クラスリン被覆小胞のエンドソームへの輸送効率が著しく低下していることが分かった。また、アクチンケーブルの重合因子であるForminの酵母ホモログであるBnilpのCAP1, CAP2, SAC6変異体における局在の解析を行い、これらの変異体においてBnilpの局在が変化していることを明らかにした。2つ目の研究課題である、「初期エンドソームのエンドサイトーシス部位への移動の分子メカニズムの解析」については、今回、初期エンドソームを特異的に標識するマーカーの作製を試みた。データーベース検索の結果より20種類程度のエンドソーム局在タンパク質を選び、それらにGFPを付加して発現させ、その共局を調べた。この結果、酵母Rab5ホモログであるYpt51pが一部、初期エンドソームに局在することを明らかにした。また、アクチン重合阻害剤で処理した細胞において、Ypt51-GFPで標識したエンドソームの移動速度が低下することを見出した。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] エンドサイトーシスによる受容体シグナルの制御とがん2010

    • 著者名/発表者名
      十島純子、十島二朗
    • 雑誌名

      最新医学 24

      ページ: 1295-1301

    • NAID

      40017062810

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Requirements for recruitment of a G protein-coupled receptor to clathrin-coated pits in budding yeast.2009

    • 著者名/発表者名
      Junko Y.Toshima, ほか
    • 雑誌名

      Mol.Biol.Cell 20

      ページ: 5039-5050

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] G蛋白質共役型受容体(GPCR)のクラスリン被覆小胞を介したエンドサイトーシス機構2009

    • 著者名/発表者名
      十島純子、中西淳一、水野健作、David Drubin、十島二朗
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 出芽酵母におけるEHドメインタンパク質によるエンドサイトーシスの制御機構の解析2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木良平、十島純子、十島二朗
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] Na+/H+対向輸送体NHX1pの細胞内局在と細胞内小胞輸送における役割2009

    • 著者名/発表者名
      小島愛、十島純子、十島二朗
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 出芽酵母Rab5ホモログYpt51pの細胞内局在とエンドサトーシスにおける役割2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤祥史、十島純子、十島二朗
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] エンドサイトーシスにおけるクラスリン被覆小胞のアクチンフィラメントを介した輸送機構の解析2009

    • 著者名/発表者名
      長島万希子、十島純子、十島二朗
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi