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顕微鏡視野内におけるDNA複製反応の1分子直接観察と形態制御技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06J50512
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 分子生物学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

栗田 弘史  豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード1分子観察 / DNA / 蛍光観察 / 1分子操作
研究概要

DNA合成および複製反応の1分子観察を目的として研究を進めた。1分子観察法は、従来行われてきた電気泳動などによる解析では平均値のなかに隠れてしまう個々の分子の挙動や集団の分布を明らかにできると期待されている手法である。DNA-タンパク質間相互作用では転写(RNA polymerase)、組換(RecA, RecBCD)に関与する因子の1分子動態解析が行われてきたが、DNA合成、DNA複製に関する1分子観察はほとんど行われていない。DNA合成、DNA複製反応の解析に1分子観察法を適用することで新たな知見を得ることが期待できる。本研究ではこれを実現するために(1)鋳型となる1本鎖DNA(ssDNA)を顕微鏡視野内で調製すること、(2)調製したssDNAを顕微鏡視野内で可視化および安定化させることについて重点的に研究した。(1)については蛍光顕微鏡視野内でexonucleaseIIIによる1分子DNA消化反応の可視化を行い、DNA合成の鋳型になりうる直鎖状ssDNAを顕微鏡視野内に調製できることを示した。またこの過程でDNAの形態がDNA消化反応に影響を及ぼしていることが1分子観察によって示された。このことは非常に興味深く、DNA合成などにも形態が関与している可能性が考えられる。(2)については真核細胞のssDNA結合タンパク質であるReplication Protein Aの蛍光標識技術を確立した。今後以上の成果を組み合わせることでDNA合成・DNA複製の可視化が可能になると考えられ、さらにDNAの形態がこれらの反応に寄与するかどうかも1分子観察により明らかにされると思われる。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Stretching of long DNA molecules in the mirrovortex induced by laser and ac electric field2006

    • 著者名/発表者名
      M.Nakano, H.Kurita, J.Komatsu, A.Mizuno, S.Katsura
    • 雑誌名

      Applied Physics Letters 89

      ページ: 133901-133901

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2024-03-26  

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