研究課題/領域番号 |
07041010
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 京都大学 (1996-1997) 名古屋大学 (1995) |
研究代表者 |
石原 潤 京都大学, 文学研究科, 教授 (70080265)
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研究分担者 |
宗 延洲 中国河南省科学院, 教授
孫 尚儉 中国河南省科学院, 院長
小島 泰雄 神戸市外国語大学, 外国研究所, 助教授 (80234764)
林 和生 國学院大学, 文学部, 教授 (30135488)
秋山 元秀 滋賀大学, 教育学部, 教授 (00027559)
SUN Shangjian Science Academy of Henan Province /President
SONG Yanzhou Science Academy of Henan Province /Professor
宋 延洲 中国河南省科学院, 教授
孫 尚倹 中国河南省科学院, 院長
王 国強 中国河南省科学院, 助教授
李 居信 中国河南省科学院, 教授
孫 尚俊 中国河南省科学院, 院長
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
16,300千円 (直接経費: 16,300千円)
1997年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1996年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1995年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 中国 / 河南省 / 鄭州市 / 都市 / 農村 / 生活空間 / 商業 / 郷鎮企業 / 登封市 / 山地農村 / 兼業 / 土地開発 / 地方都市 / 平地農村 / 農産物流通 / 単位 / 集貿市場 / 卸売市場 / 農民生活 / 土地利用 |
研究概要 |
3年度にわたって、河南省科学院及び鄭州広域市人民政府の全面的な協力の下に、大都市鄭州市とその近郊農村、地方都市新鄭市とその周辺の平地農村、及び観光都市登封市とその周辺の山地を含む農村地域において調査を行った。調査項目は、都市化と都市発展、商業の変貌と自由市場の発展、郷鎮企業の展開、農村の土地利用・所有と農産物流通の変化、並びに都市及び農村住民の生活空間の変容である。調査方法は、観察・聞き取り・アンケート・統計処理等である。 この結果、改革解放後、1)大都市、他方都市、観光都市のいずれにおいても都市化が進展し、市街地の拡大・改造が顕著であること、2)商業活動が著しく活性化したが、国営・協同組合営商業の相対的衰退と、私営商業・自由市場の急激な発展のコントラストが見られること、3)内陸地域でもあるにもかかわらず郷鎮企業の一定の発展が見られるが、それには資源・技術・企業家精神の存否により、著しい地域差があるということ、4)生産請負の進展により、農業の個別経営化と商業化が進み、一部では登記されぬ土地開発や新たな生産物流通チャンネルの発生が認められること、5)都市部では「単位」制度の崩壊による職住の分離傾向、農村部では兼業化に伴う通勤や出稼ぎ現象の発生により、住民の生活空間がいずれにおいても拡大と多様化の傾向を見せていることなど、興味深い事実が明らかにされた。
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