研究課題/領域番号 |
07041051
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 京都府立大学 (1997) 富山大学 (1995-1996) |
研究代表者 |
赤阪 賢 京都府立大学, 文学部, 教授 (60099231)
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研究分担者 |
竹沢 尚一郎 九州大学, 文学部, 助教授 (10183063)
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10134751)
竹内 潔 富山大学, 人文学部, 助教授 (40212021)
末原 達郎 富山大学, 人文学部, 助教授 (00179102)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
1997年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1995年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 市場経済 / 複合的生産構造 / 商業的農業 / 消費的文化 / 経済自由化 / 都市農業 / 社会-文化変化 / ギニア / 文化変化 / 商品化 / 生産構造 / ギニア・ビサウ / マリ / タンザニア |
研究概要 |
本研究の目的は、現代アフリカの農村社会が直面している激動状況を、主として市場経済の浸透による経済的変化の側面と、消費主義の蔓延に起因する社会-文化変化の側面から、総合的に解明することにあった。調査の対象として、主としてマリ、ギニア、タンザニアの三ヵ国を選び、二年度にはギニア・ビサウを加えた。いづれも自然環境、独立後の政治経済体制、イスラムの普及など共通の類似点があり、近年の経済自由化にともなう急激な社会・文化変化にさらされている点で類似している。調査の初年度、二年度には、アフリカ農村に恒常的にみられる複合的生産構造の実態の把握と、経済自由政策下における商業的農業の進展状況の調査を実施してきた。計画の最終年度には三年間の調査成果の全体的な総合を意図した。本調査の全体の成果としては、タンザニアにおいては多数の民族が共存して構成するスワヒリ社会における共通文化の普及による文化変化の実態を把握した。マリにおいては首都バマコ周辺の農村地域において都市化に付随する商業的農業の普及、消費的文化の蔓延、NGO主導の農村発展の援助計画に伴う商業的農業の進展などの実態を、ニジェル川中流のセグ周辺地域において出稼ぎ労働の増加による村落構造の変容実情を把握した。本調査によって本格的に着手したギニアについては、フ-タ・ジャロンのラベ地域における野菜栽培を中心にした商業的農業の進展状況、東部のカンカン地域における商業的農業の普及、農作物の流通状況、都市農業(シティ・ファーム)の実態などにかんする資料入手した。
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