研究課題/領域番号 |
07041071
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
栗田 和明 立教大学, 文学部, 助教授 (10257157)
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研究分担者 |
井上 一明 慶應義塾大学, 法学部, 助教授 (80159970)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ニャキュウサ人 / ション人 / ンデベレ人 / ツワナ人 / 国境 / 交易 / 国家 / ニャチュウサ人 / ショナ人 / ズールー人 / ジンバブウェ / タンザニア / マラウィ / 南アフリカ / ニャキュウサ / ンコンデ / ショナ / ンデベレ / ジンバブエ |
研究概要 |
栗田がマラウィおよびタンザニア、井上、および亀井(研究協力者)が南アフリカおよびジンバブウェを担当して調査を進めた。具体的な対象民族は、マラウィータンザニア国境のンコンデ人およびニャキュウサ人、ジンバブウェ北部の農村と都市部のショナ人、南アフリカ-ジンバブウェ国境のンデベレ人である。 報告書として当初の予定通りEthnological Studies in Southern Africa: The Nyakyusa(Malawi),Shona(Zimbabwe),Ndebele(South Africa),and Tswana(South Africa).Occasional Papers,Centre for Asian Area Studies.Rikkyo University.No.7を英文で発行した。 ニャキュウサ人は近縁のンコンデ人と国境を挟んで、交易、通婚、ダンス、散歩などのさまざまなレベルで交流を繰り返している。これらを定量的に分析することで人の移動についての考察の基礎が得られた。ジンバブウェ内のショナ人の農村で、さまざまな国家的な権威がどのように働いているかを観察することができた。食料品の売買から教育まで、これらの権威が浸透の度合いを変化させつつも影響を保っている様相を具体的に示すことができた。ンデベレ人はその居住地が大きく2個所に分断されており、保有している文化的伝統も異なる。これらを比較することで、彼らが周辺の他の民族と関わってきた歴史を新たな側面から記述できた。 結果の詳細は報告書を参照されたい。 それぞれの民族についての基礎的な知見は得られた。国境を挟んで居住する民族が、国境、あるいはそれぞれの土地の体制(流通、税制、自然環境など)をどのように利用しつつ、もう一方の側の人々と交流しているか、さらに継続的な調査が望まれる。
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