研究課題/領域番号 |
07042011
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | がん調査 |
研究機関 | 神戸薬科大学 |
研究代表者 |
加藤 篤 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (50068326)
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研究分担者 |
アルバード R. チンバザサ動植物園兼アンタナリボ大学, 薬学部, 園長,助教授
マセンゲ S.G. ナイロビ大学, 理学部, 助手
ジュマ F.D. ナイロビ大学, 医学部, 教授
立花 陽子 神戸薬科大学, 薬学部, 助手 (20207054)
徳田 春邦 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60111960)
ALBERT R. Director, Botanical and Zoological Park, Tsimbazaza and Associate Professor, Ant
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1995年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 制ガン活性植物成分 / アセトゲニン誘導体 / マイトジェン活性 / アフリカ産薬用植物 / 抗発ガンプロモーター / コキンバイザサ / バンレイシ科 / センダン科 / Hypoxis sp. |
研究概要 |
ケニア国及びマダガスカル国の2カ国における調査研究の実績概要は次の通りである。 1.ケニア国;主な調査地域はKarura,Ngong,Nakuru,Meru,Nzaui,Machakos,Kiambu,Webuye,およびTigoniであり、各地域で採集した植物種は次の通りである。なお全てのものの〓葉標本と、植物種に応じて樹皮部、葉部、根部、茎部、種子または果実部を、成分研究と生物活性試験に供するため相当量採集した。 (1) Uvaria scheffleri [Annonaceae] (2) Croton dichogamus [Euphorbiaceae] (3) Trimeria grandiflolia [Flacourtiaceae] (4) Croton aliens [Euphorbiaceae] (5) Senecio ruwenzoriensis [Compositae] (6) Afromomum zambesiacum [Zingeberaceae] (7) Paretta crassipes [Rubiaceae] (8) Breonadia macrocephala [Rubiaceae] (9) Embelia keniensis [Myrsinaceae] (10) Maytenus senegalensis [Celastraceae] 前回の調査研究において、以上10種のうちUvaria,MaytenusおよびCroton属などそれぞれの同属異種から制ガン活性物質のアセトゲニン誘導体、抗発ガンプロモーター作用物質のスクワレン関連物質および腫瘍免疫活性の指標となるマイトジェン活性含有タンパク質などが単離されているので、今回調査採集したこれらの同属植物から制ガン活性物質の単離の可能性が期待できる。なお、その他の属種植物についても制ガン活性スクリーニングを行う予定である。 2.マダガスカル国; Pirenet Forestで10種、Tsinjoarivo Forestで7種の植物を採集し、またAntananarivoの市場生薬3種を蒐集した。これらのうち未同定のもの9種を除いた11種のものは次の通り同定された。 (1) Lycopodium cernuum [Lycopodiaceae] (2) Ageratum conyzoides [Compositae] (3) Clidema hirta [Melastomaceae] (4) Centella asiatica [Umbelliferae] (5) Harungara madagascariensis [Hypeoicaceae] (6) Senna septemtrionalis [Caesalpiniaceae] (7) Geranium arabicum [Geraniaceae] (8) Phytolacca octandra [Phytolaccaceae] (9) Helichrysum sp. [Compositae] (10) Acacia mearsii [Mimosaceae] (11) Embelia sciperi [Myrsinaceae] なお、これらの植物種以外に民間薬として利用されているHypoxis angustifolia [Amaryllidaceae]を調査した結果、その分布は南端のAmboasary地域で、Antananarivoから遠隔地であるため今回は採集不可能であったが、既に予備調査を行った現地研究分担者および協力者が採集しそのメタノールエキスを神戸薬科大学生薬化学研究室に送付してくれることになっている。
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