研究分担者 |
丁 立業 四川聯合大学, 高温高圧研, 教授
苟 清泉 四川聯合大学, 高温高圧研, 教授
高野 薫 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (60133005)
大塚 和弘 筑波大学, 物理工学系, 教授 (50029881)
末野 重穂 筑波大学, 地球科学系, 教授 (30110513)
GOU Qingquan Sichuan Union University, Institute of High Temperature and High Pressure, Profe
DING Liye Sichuan Union University, Institute of High Temperature and High Pressure, Profe
洪 時明 四川聨合大学, 高温高圧与原子分子科学研究所, 助教授
羅 湘捷 四川聨合大学, 高温高圧与原子分子科学研究所, 助教授
ごう 清泉 四川聨合大学, 高温高圧与原子分子科学研究所, 教授
勝村 祐次 東芝タンガロイ(株), 技術本部, 技監
こう 清泉 四川聯合大, 高温高圧与原子分子科学研究所, 教授
鍵 裕之 筑波大学, 物質工学系, 講師 (70233666)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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研究概要 |
1.日中超高圧技術の比較検討 日中間で形状の異なるアンビルを比較し、二段の斜面を持つ中国型アンビルでは、日本で使われている単純な形のものよりも、アンビル先端面のサイズに対してより大きな立方体圧力空間を形成できる。その空間のサイズを基準に考えれば圧力発生効率は単純型の概ね90%程度であることが判った。一方力学安定性(blow-out防止効果)が優れ、合理的である。これら二種類のアンビルの有効な利用に関するノウハウを蓄積した。 2.炭化物の分解による新しいダイヤモンド生成反応の解明 (1)SiCからのダイヤモンド生成条件を検討し、溶媒金属中のSi濃度が増加するとSiCの分解が鈍るという平衡論的な状況を明らかにした。(2)またSiが不純物としてダイヤモンドに含まれることも判った。(3)B4Cも金属溶媒中で分解してダイヤモンドを晶出させることを見出し、生成ダイヤモンドを詳しく評価した。(4)3d,4d,5d金属炭化物は前記炭化物に比して金属溶媒中で炭素を遊離し難い。TiCからFe3Cまでの3d炭化物について系統的な実験により遊離炭素の晶出(ダイヤモンド生成)の難易を明らかにした。 3.ダイヤモンド中の金属元素不純物の分析 Si、Ni,Co,Mnの含有されることを既に調べたが、この研究期間では更にFeの含有濃度が1ppm以下、Crは更に少なくZrは0.1ppm程度であることを、放射光利用蛍光X線法とLAM-ICP質量分析法によって明らかにした。 4.国際賞の受賞:平成4,5年度及び平成7-9年度に採択されたこの研究を軸として行った日中学術交流を理由の一つとして、96年度、中国政府友誼賞を研究代表者が受賞した。
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