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海底遺跡の深度と分布を海水量荷重効果理論値と掘削法に基づいて探査する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07201106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関長崎大学

研究代表者

長岡 信治  長崎大学, 教育学部, 助教授 (80244028)

研究分担者 中田 正夫  九州大学, 理学部, 助教授 (50207817)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード海底遺跡 / 縄文時代前期 / 海水準変動 / ハイドロアイソスタシ- / 珪藻分析 / 硫黄分析 / 炭素14年代
研究概要

本研究代表者および研究分担者は、西九州の海底遺跡の分布をハイドロアイソスタシ-で説明でき、かつ海底遺跡の分布を予測できると考え、西九州の北緯33度線にそった地域やその周辺で掘削法(ボーリング)と14C年代測定、貝・珪藻化石、硫黄分析によって、過去1万年の海水準変動を明らかにしてきた。
北緯33度線各地における海水準の観測値の結果は、ハイドロアイソスタシ-の理論計算値と一致し、海洋(東シナ海)側が沈降し陸(九州)側が隆起する傾向を示していることから、これらの地域の地殻変動はハイドロアイソスタシ-によると判断される。また、氷河性海水準変動モデルをもとに、各時代のハイドロアイソスタシ-の理論計算に基づく海面の高さと当時の旧汀線付近地形の分布を示した。これにより、各時代の遺跡分布の下限高度が明らかとなった。しかし、遺跡探査にはもっと大縮尺、例えば1/5万や1/2.5万の旧汀線分布図が必要であり、各調査地域ごとに作成中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 長岡信治: "長崎県大村湾南岸伊木力遺跡周辺の沖積層と海面変化" 長崎大学教育学部自然化学研究報告. 53号. 27-40 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Nagaoka,Shinji: "Holocene Seafevel change in Goto Islands,Japan" Geographical Report of Tokyo Metropolitan Univ.31号. 1-8 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Nakada,Masao: "Holocene sea-level change and hydro-isostasy along the west coast of Kyushin,Japan." Jour.Palaeo geogr.Palaeoclimat.Palaeoecol.90. 1-15 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 長岡信治: "地域理解の視点-長崎理解と教育の創造" 長崎大学教育学部地域教育学研究会, 376 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 中田正夫: "古代の環境と考古学" 古今書院, 261 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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