研究課題/領域番号 |
07201203
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
宇野 隆夫 富山大学, 人文学部, 教授 (70115799)
|
研究分担者 |
酒井 英夫 富山大学, 理学部, 助教授 (30134993)
広岡 公夫 富山大学, 理学部, 教授 (30029467)
|
研究期間 (年度) |
1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 磁気探査 / 電気探査 / レーダー探査 / 帯磁率 / 被熱遺構 / ESCa / 電磁探査 / 比抵抗 |
研究概要 |
平成7年度は、下記の遺跡と各種の探査実験を実施した。 1 岐阜県江馬氏館跡(中世城館、14から15世紀) 平成7年度には、城館跡の門跡での遺跡探査を実施した。 門跡の場合、踏み締め遺構であることが、確実であるので、ここで電気探査(RM-15,平成5年度購入)と強制電極法(DZD-2,平成6年購入)によって、昨年同様表土掘削以前、以降、埋め戻し後、の3回に分けて探査を実施した。その結果、門前の道路遺構部分が比抵抗が高くなって検出された。 2 富山大学周辺での焼成実験 富山大学周辺の火山灰層の上面によって、焼成実験を行ない、プロトン全磁力探査・クラクスゲート磁気探査・電気探査・電磁探査・帯磁率測定を実施した。今年度の特徴は、さらに、光学的・化学的分析を実施したことである。その結果、被熱部分の鉱物組成の変化は顕著であり、火山灰土層においても、帯磁率の変化がけんちょであることが判明した。 今年度は、いままで開発した手法、遺跡探査の手法、岩石磁気学の手法、物理化学的手法、など被熱遺構に関してはおおよそ出そろった感があり、今後実際の多くの遺跡に応用していくことが肝要と考えられる。
|