• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

身振りと延滞模倣の縦断的発達研究

研究課題

研究課題/領域番号 07202209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関奈良女子大学

研究代表者

麻生 武  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70184132)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードふり / 身振り / 象徴機能 / 延滞模倣
研究概要

平成7年度の重点「認知・言語」の科研費による研究として、以下の4つのことを行った。
(1)筆者の申請テーマである身振りや延滞模倣と理論的に深く関連した乳幼児期のセルフ発達について、論文「人生における乳幼児期の意味 -私たちのセルフの起源-」(1995)において、"ふり"の発達も絡めて幅広い視点から理論的なレヴュ-を行った。
(2)乳児Uの生後2年目・3年目のビデオ記録テープを遂語的に文字記録化する作業を引き続いて行った。この作業のために人件費を用いた。
(3)筆者が長期に渡って全生活を日誌的に縦断的観察を行った乳児Uの生後2年目のデータについて、その日誌的観察記録の分析・整理の作業を行い、それらの分析資料の一部を整理し(その際科研費で購入したパソコンを用いた)、そのデータをもとに"ふり"を次の4つのタイプに分類する新たな理論を提出した。(1)コミュニケーション行為としての"ふり"、(2)「動作による表象」としての“ふり"、(3)記号行為としての"ふり"、(3)象徴的行為としての“ふり"。これは筆者が昨年度提出していた「"ふり"の3つのタイプ」(1994)という理論を新たな分析データを基に修正したものである。これを「"ふり"の4つのレベル」(1996)という論文にまとめた。
(4)自閉症児の療育に参加し、その遊びを観察し記録することによて、彼らの象徴能力・ふりの能力の特異性を明らかにする長期的縦断研究を継続して行った。また、自閉症児の"ふり"や象徴能力についてレヴュ-的研究を行い、それを論文「"ふり"と象徴能力;自閉症巡る諸問題」(1996)としてまとめた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 麻生 武: "発達と学習のすじみち" 岩田・梅本編『教育心理学を学ぶ人のために』世界思想社. 9-30 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 麻生 武: "人生における乳幼児期の意味:私たちのセルフの起源" 麻生・内田編『人生への旅立ち』金子書房. 1-33 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 麻生 武: ""ふり"と象徴能力:自閉症を巡る諸問題" 正高編別冊発達19号『赤ちゃんウオッチングのすすめ』ミネルヴァ書房. 137-147 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 麻生 武: ""ふり"の4つのレベル" 重点領域研究論文集『認知・言語の成立:障害児の研究から』. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi