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東南アジア社会の歴史的発展の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07203110
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大正大学

研究代表者

辛島 昇  大正大学, 文学部, 教授 (10014466)

研究分担者 田辺 明生  東京外語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助手 (30262215)
粟屋 利江  東京大学, 文学部, 助手 (00201905)
山崎 元一  国學院大學, 文学部, 教授 (80052140)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードヒンドゥー文化 / ヒンドゥー王権 / バラモン / カースト制度
研究概要

カリカット大学(インド)の歴史学科元教授であるM. G. S. ナーラーヤナン氏を迎えて合宿をおこない、インドにおける王権の形成と発展、および、その地域的特性について議論を深めることができた。分担者はそれぞれの専門地域に関する資料の収集と整理を進め、その過程でいくつかの論考を発表した。山崎は古代ヒンドゥーの王権を叙事詩をもちいて検討し、また、古代北インドにおけるバラモン文化を理解するうえで貴重な、美術資料の収集に成果をあげた。文献資料の限定された時代に関する研究領域では、図像などの利用はこれからさらに意義を高めつつあるため重要である。田辺は、東インド地域の王権とバラモン権威の関連性に関するフィールド調査にはいっている。フィールド調査も文献資料をより民衆レヴェルで補完する点で不可欠である。粟屋は、南インドでも北インドのバラモン文化を長らく継承してきたとされるナンブ-ティリ・バラモンに焦点をあて、前近代から近代にかけての彼らの文化を変化をあとづけた。代表者はスリランカのコロンボ大学に招かれたことを利用し、当地の仏教伝統における王権とインド亜大陸にみられる王権の正確の比較、ならびにスリランカにおけるインド文化の受容とその変容について見聞を広めた。これは、東南アジアにおけるインド文化の受容過程との比較研究上、重要な意味を持つ。
インドの異なる地域、時代におけるバラモン/インド文化の在り方の共通性と相違が明らかにされつつあり、こうした成果は、東南アジアにおけるそれら受容過程を明らかにする上でも意義があった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 辛島昇: "「十三〜十七世紀のタミル語刻文にみるナ-ッタヴァル-南アジア農村社会統合の役割と関連して-」" 『東方学会創立五十周年記念東方学論集』. (1997)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎元一: "「ラ-マの王国-『ラ-マ-ヤナ』の王権論-」" 『東方学会創立五十周年記念東方学論集』.

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎元一: "「古代インドの部族貨幣(Tribal Coins)について」" 国學院大學紀要. 34. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 粟屋利江: "「インド女性史研究の動向」" 南アジア研究. 7. 132-159 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 粟屋利江: "「ナンブ-ディリ・バラモンのカースト改革運動を考える」" 東洋文化研究所紀要. 128. 141-178 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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