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ロシア極東における経済構造の変動と外国人労働者問題

研究課題

研究課題/領域番号 07206201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

荒又 重雄  北海道大学, 経済学部, 教授 (90000687)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードロシア極東 / 外国人労働者 / 企業私有化 / 労働調査 / 労働態度
研究概要

極東ロシアに在住するロシア人研究者の協力の下に、本年度の研究を実施した。外国人労働問題は、この期にかけての一時期、とりわけ政治的緊張を孕んでおり、当初企画したような、率直な問題提起のよる住民アンケートの実施は困難であり、実現しなかった。また、この問題を担当する行政部局が、雇用センターから移民管理局に変更になって以来、行政の手にある情報のわれわれへの供与は、一段と厳しく抑制されるようになった。
そうした悪条件下ではあったが、実地視察と研究者交流を含めた研究によって、いくつかの当面の発見と資料の取得、および今後の研究への手掛かりが得られた。事実発見の要点は、以下のごとくである。
1.査証制度の厳格化によって、中ロ間国境貿易が低下したことが、問題視されたが、かつぎ屋のような小商人活動は規制されても、より大きい組織による財貨の貿易が、すぐにこれを取り返した。
2.日本と異なり、ロシアにおいては、外国人の雇用は、政策意志としても明瞭に「3K」産業に向けられているのだが、中国人の労働は、これは単純労働で不熟練労働である、と触れ込みつつ、実は熟練労働の分野に徐々に拡大しつつある。
3.研究者によるこの問題の扱い方は、モスクワ周辺では、時折、稚拙な「黄禍論」に近付くのに対して、現地、極東ロシアの研究者たちは、問題の冷静な取り扱いのために、心を砕いている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 荒又重雄: "企業私有化の過程の中のロシア労働者" ユーラシア研究. 10. 2-8 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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