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文化人類学における家族・親族領域を中心としたフィールドデータの処理と分析

研究課題

研究課題/領域番号 07207106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

田中 雅一  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)

研究分担者 杉藤 重信  椙山女学園大学, 人間関係学部, 助教授 (70206415)
窪田 幸子  大手前女子大学, 文学部, 専任講師 (80268507)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード文化人類学 / 親族 / 系譜 / 家族 / フィールド調査 / イメージ処理
研究概要

3年間計画の初年度実績:本研究の目的は、文化人類学的なフィールドワークによって得られる多様なデータをパーソナルコンピュータを用いて現地で一次処理するための支援ツールを開発することにある。文化人類学が対象とするような社会の多くは親族関係が重要な社会統合原理として働いている。支援ツールはどのようなタイプの社会においても利用可能であることをめざすが、とくに結婚による連帯が統合原理として重要な社会での利用を主たる目的としたい。そのような社会では系譜関係がきわめて錯綜し、二次元の紙の上での表現にはどうしても限界がある。具体的には代表者と分担者が研究に従事してきたスリランカ、南インド、そしてオーストラリア・アボリジニ社会を取り上げる。
初年度は基本的なモデルを想定した上で、まず社会成員の個人関係と社会関係についての関係表を提案した。当該社会の家族・親族構造は人間相互の個別的な関係を集積することによって、全体として表すことができる。個人関係表には出生日時、死亡日時、名前、婚姻相手、婚姻成立時、解消時、両親の名前、世帯を記し、社会関係表には所属する親族集団名、言語集団名などを記入する。そして、この関係表と連動する形で当該社会の系譜関係が表示するための基礎的なプログラムを開発した。
次年度はグラフィカルな表示を可能とするツールの開発する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田中雅一: "「スリランカ漁民社会のジェンダー」" 中村尚司・鶴見良行編『コモンズの海--交流の道、共有の力』学陽書房. 238-271 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 窪田幸子: "「女が神話を語る日--オーストラリア・ヨロンゴの現在」" スチュワ-ト・ヘンリ編『採集狩猟民の現在』言叢社. (予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kubota,Sachiko: "‘Aboriginal Women and Monetary Economy'" Man and Culture in Oceania. 12(予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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