研究課題/領域番号 |
07207131
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
小山 修三 国立民族学博物館, 第四研究部, 教授 (70111086)
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研究分担者 |
小笠原 雅行 青森県教育庁, 文化課・三内丸山遺跡対策室, 主事
堀江 保範 帝塚山学院大学, 非常勤講師
五島 淑子 山口大学, 教育学部, 助教授 (60144903)
金子 裕之 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財調査センター, 考古計画研究室長 (10000499)
岡田 康博 青森県教育庁, 文化課・三内丸山遺跡対策室, 総括主査
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 縄文時代 / 考古学遺跡データベース / 青森県 / 三内丸山遺跡 |
研究概要 |
今年度の成果として、遺跡が地域のなかで時代的、空間的にどんな位置を占めるかといいう問題を解決するために、青森県教育委員会が平成4年3月に出版した『青森県遺跡地図』を基礎資料として青森県考古学遺跡データベースを作成した。 データベースにはメッシュ法を採用することにした。考古学遺跡はサイズやその内容が多様で数量的な把握が難しい。そこで地図に10×10(=100)のメッシュをかけ、それぞれにID番号をつけることによって空間を固定し、そこに含まれる要素(地形、遺跡)をメッシュの属性としてあつかうことによって数量化しようとしたのである。地形要素としては、海岸線、100m、300m、主要河川を、遺跡については縄文時代の草創期、早期、前期、中期、後期、晩期という、現在考古学者の間にひろく採用されている時代区分と、弥生、平安、中世という歴史の時代区分を時代要素として採用した。以上の要素を、(ある=1、なし=0)としてメッシュごとに記録した。遺跡は1メッシュの中に2つ以上の遺跡があっても別個にはあつかわなかった。つまり、このデータベースは遺跡そのものの評価ではなく、メッシュに区切られた「空間」の評価なのである。 これらのデータをつかって縄文時代をはじめとする各時期の遺跡分布を示すカラー・モニター表示装置をつくった。各時期の遺跡分布のちがいを視覚的にとらえることをめざしたものである。また、二つの地図を重ねることによって、狩猟採集段階にある縄文時代早期と水田稲作を開始した弥生時代の土地利用のあり方を直接対比することも可能にした。これは将来三内丸山遺跡展示室における観客用装置のプロトタイプとなるものである。 もう一つはメッシュの統計処理で、これについては現在論文を作成中である。
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