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心理学における知覚過程解析用仮想実験技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07207221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都市立芸術大学

研究代表者

高橋 成子  京都市立芸術大学, 美術学部, 助教授 (90216721)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード視知覚 / 仮想実験 / 知覚的情報
研究概要

本研究は、視知覚研究の分野について、このような問題点を明らかにするとともに、実験心理学の研究のための新しい方法論に基づいた実験手法・解析手法を開発することを目的としている。知覚的課題を解決するのに必要な形の知覚的情報を獲得するために必要な表象とはどのようなものであるのか、その情報処理の基本単位は何か、そして、局所情報の統合過程はどのようなものであるか、を検討する。すなわち、異なる手がかりから、奥行きや形に関する情報が様々な形で計算され、適切に融合される過程を明らかにする。情報の融合によって構成される形の記述は、従来の計量的距離的なものではなく質的記述であると考えられる。この質的記述を定式化するための、シミュレーション及び知覚実験用のソフトウェアを開発する。
本年度は、シミュレーションによる知覚研究における基本的問題点と課題を把握することによって、開発するソフトウエアの仕様を決定し、また、これに基づいてコンピュータの開発環境を整備した。まず、参考となるソフトウェアを検索した。本研究は、心理学的な実験・解析を目的としており、現在、Public Domain Softwearとして入手でき、本研究で参考とするソフトウェアとしてEVEとV1MTがある。また、公開配布は行われていないがワークステーションでの大規模神経系のシミュレーションシステムであるNEXUSがある。EVEは、今回のソフトウェアの開発には最も参考になるので、このソフトウェアの標準であるsun4c,sunviewの環境でカスタマイズして稼働できるようにした。V1MTは、皮質視覚領の運動知覚処理系と考えられているV1からMT領域についてのシミュレーションを行い、運動知覚の測定結果の解析に適している。NEXUSの概要説明は全体の仕様を考える参考になる。これらのソフトウエアを参考に、本研究で開発するソフトウエアの仕様の概略を決定した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高橋成子: "心理学における知覚過程解析用仮想実験技術の開発" 「人文科学とコンピュータ」1995年度報告書. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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