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江戸時代における人口分析システム開発の関する予備的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07207237
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関帝塚山大学

研究代表者

川口 洋  帝塚山大学, 経済学部, 専任講師 (80224749)

研究分担者 上原 邦彦  帝塚山大学, 経済学部, 助教授 (10232779)
上島 紳一  関西大学, 総合情報学部, 教授 (10184920)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード画像データベース / 人口 / 江戸時代 / 宗門改帳
研究概要

本研究では、江戸時代に作成された人口史料である「宗門改帳」を入力データとした古文書画像データベース・システムの構築を目的としている。本システムは、「宗門改帳」から人口学的指標を、正確、迅速に算出して、研究者の支援を行うために構築される。すなわち、「宗門改帳」の日本語文字データ・古文書画像・人口学的指標算出プログラムを、システム構築に直接携わらない一般研究者に公開することによって、人口分析の研究過程を再現し、利用者の批判をデータベース改良にフィードバックできるシステムの構築を目指している。本年度は、古文書画像の入力方法について予備的実験を行い、古文書画像データベース構築に向けての問題点を整理した。
まず、システム構築のための試行資料として、陸奥国会津郡小松川村、寺村、寺山村、沢入村、大窪村(現在は,福島県南会津郡下郷町に所属する。)の「宗門家数人数分限書上帳」(寛政4(1792)年から慶応2(1866)年)を、FUJICOLOR SUPER G ACE 400,36枚取りのフィルムを用いて、見開き2頁単位に撮影して、2587帖分の古文書PHOTO-CDを作成した。ついで、古文書画像をディスプレイ上で読解できる下限の解像度を求めた。その結果、1536*1024 dotsの解像度で取り込み、tif形式で保存すると、1画像の容量は、約1.6MBとなった。したがって、2587枚の古文書画像を記憶するには、約4.1GBの記憶媒体が必要となることが判明した。
次年度は、今年度の予備的実験に基づいて、記憶媒体などの機器を購入して、小松川村他5ケ村の「宗門改帳」データベースを構築する。今後、解決すべき課題として、大容量データの蓄積、圧縮方法、古文書文字の自動確認、データベース公開の方法といった点が、確認された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Kawaguchi: "“Population Increase Policy After the 1783 Great Famine in Northeastern Tokugawa Japan"" Annales de Demographie Historique. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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