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古代遺物のデータベース化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07207240
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪電気通信大学短期大学部

研究代表者

河合 秀夫  大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 助教授 (80124767)

研究分担者 八原 俊彦  大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 教授 (10249451)
加藤 常員  大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 講師 (50202015)
光本 浩士  大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 講師 (30249453)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード古代遺物 / 石器 / データベース化 / データフォーマット / 高解像度三次元画像計測 / モアレ手法 / 黒曜石 / 剥離情報
研究概要

具体的研究課題として,我々は,1.今回構築するデータベースのデータフォーマットをどのような形式のものにするか。2.石器の中でも最も多く出土している黒曜石を対象に,その剥離情報の特徴を包含したデータベース化手法に焦点を絞り,画像の精度,透明部の画像化,立体視等を実験的に検討していく。の2点を設定した。
1.近年,各研究機関で画像情報のディジタルデータの利用が行われてきている。しかしこれを阻害しているのがデータフォーマットの不統一と非公開である。我々はこのような観点から,データフォーマットの調査,検討を十分に行ったが,一意に決めることができなかったというのが,正直な結論である。フォーマットの問題は今後のデータベースの発展を見極めて,実践の場で確認し,知識を増やしていく必要があるのではないかを痛感した。なお、感覚的ではあるが,今後の利用状況を鑑み,圧縮技法,インターネットとの関連などを加味すると,"GIF"か"Apple photo-JPEG"等が妥当ではないか,という多少の見解は持つに至っている。
2.我々は剥離情報が得られるぐらいの精度での画像計測手法として,「立体視手法による高解像度三次元画像計測」と「モアレ手法による高精度三次元画像計測」を試みた。
その結果,前者においては,0.137mmの精度の画像計測ができた。また,三角測量法による立体視用等高線画像を得て,立体視が可能となった。後者においては前者より良い±30μmの精度の結果が得られた。しかし,両者とも,石の透明部については満足のいく計測結果は得られなかった。
1,2の調査・実験から感覚的に今後の研究につながる知見は得られたものと考えている。今後,透明部の画像化,具体化したデータベースの構築に向け推進していく。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (16件)

  • [文献書誌] 大多和 寛: "ニューラルネットワークと多素子超音波トランスデューサによる水中物体の画像化" Med.Image.Tech.(日本医用画像工学会論文). 13No.5. 753-761 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Mohammad Reza MAHZOUN: "Detection and Complement of Hexagonal Borders in Corneal Endothelial Image" Med.Image.Tech.(日本医用画像工学会論文). 14No.1. 56-69 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 河合秀夫: "主観的輪郭形状RDSを用いた立体知覚時の眼球運動解析" 電子情報通信学会1995年情報・システムソサイエティ大会. A-166 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 唐 巍立: "ジャイロを用いた人間用ナビゲーションシステム" 電気関係学会北陸支部連合大会. F-61 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 軽部禎文: "オートステレオグラムを用いた奥行き知覚" 電気関係学会北陸支部連合大会. F-70 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石本 信: "3次元錯視を用いた眼球運動による立体知覚解析" 電気関係学会北陸支部連合大会. F-71 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 河合秀夫: "オートステレオグラムを用いた車間距離錯視解析" 電子情報通信学会1996年総合大会. A-383 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 光本浩士: "面対称復元手法による位置のわからない2限からの復元" 電子情報通信学会1995年情報・システムソサイエティ大会. D-224 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 辻 隆信: "2眼面対称復元手法における3組の対応点を用いた画像の姿勢補正" 電気関係学会北陸支部連合大会. F-63 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kazumasa OZAWA: "Detection of Beacon Networks between Ancient Hill-Farts Using a Digital Terrain Model Based GIS" Computer Applications and Quantitative Methods in Archaeology 1994, Tempvs Reparatrm BAR Int.Ser.600. 157-161 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 藤澤 肇: "総合距離尺度を用いたクラスタリングの従来手法との比較実験" 情報処理学会第51回全国大会. 2. 151-152 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤 常員: "遺伝的アルゴリズムを用いたクラスタリング" 電子情報通信学会技術研究報告,PRU-95-148. 95No.323. 19-24 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 努: "4次元歴史空間システムにおける地理情報処理について" 本研究・人文科学とコンピュータ・公開シンポジウム「人文科学とデータベース」. 13-18 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 藤澤 肇: "総合距離尺度を用いた構造的クラスタ分割" 情報処理学会第52回全国大会. 2. 2-203 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤 常員: "クラスタ分割への遺伝的アルゴリズムの適応" 情報処理学会第52回全国大会. 2. 2-109 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤 常員: "3次元地理データによる古代ノロシ通信路の探索" 京都大学大型計算機センター・研究セミナー「東洋学へのコンピュータ利用」. (3月発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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