研究課題/領域番号 |
07207242
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
八重樫 純樹 静岡大学, 情報学部, 教授 (30006358)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 人文学資料 / 情報解析 / 情報モデル / 資料管理機関 / 博物館 / 埋蔵文化財センター / 保存科学 / 展示科学 |
研究概要 |
本年度は10月に国立歴史民俗博物館より、静岡大学情報学部への転勤もあり、10月の前後は転勤に伴う諸雑務、整理、事務慣行への対応等に時間をとられ、当初計画からの変更等はあったが、基本的な目標計画はほぼ達成した。以下、概要を示す。 1.研究活動の設定:本研究のアプローチとして、個人研究資料の実態は極めて個性的であり、まず全体概要を把握し、巨視的情報モデル設定が出来てから分野別にリファインし、細部化してから、個々の調査において評価しつつその正当性成検証を行う方式をとった。このため、10月までは、本研究の要である、資料管理機関の調査を行った。 2.研究活動と成果:10月以降も上記具体的機関調査を遂行しつつ、資料情報方法論の現在性を評価する必要上、明治以来の人文系資料管理機関(博物館、美術館、埋蔵文化財センター、文書館等)の情報記録・管理をはじめとし、保存科学、展示科学の歴史的経緯について各種資料を基に調査・分析を行った。この評価の上からも、本研究の緊急性が確認できた。情報解析と情報モデル研究の成果と基本的アウトラインは研究発表を行った、論文は本報告書の成果覧、および本重点領域事務局への報告書として報告した。また、本年度の研究は巨視的情報モデルの設定が中心であり、分野別のリファイン準備として、年度末に各分野の専門家と検討協議を行った。調査に大きな時間を要し、設備実験等は後半最後となった。 3.その他:当初考えた以上に本課題の領域は広く、なお調査が必要である。また、各分野の細部情報定性論について来年度協力者を得、また、情報定量論の分担者に参加頂く事となった。画像情報の問題も含め、来年度も本研究を鋭意進める予定である。
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