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旗多様体上の局所係数コホモロジーとヘッケ環のモノドロミ-表現

研究課題

研究課題/領域番号 07210204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北見工業大学

研究代表者

山田 浩嗣  北見工業大学, 工学部, 助教授 (50210472)

研究分担者 鈴木 範男  北見工業大学, 工学部, 助教授 (80211986)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード特異点 / 単純リー環 / モノドロミ-表現 / ハッケ環 / 旗多様体 / コホモロジー群
研究概要

Givental′により特異点論的立場からHecke環のmonodromy表現(A_l-型の場合Burau表現)が得られている。
我々の目標は、SlodowyによるWeyl群のmonodromy表現を手本とし、特異点の変形理論とLie群論的視点より、Hecke環の全ての既約表現をmonodromy表現として構成することである。
Hを有限次元単純Lie環gのCartan部分環、WをWeyl群とする。Weyl群不変式に関するChevalleyの定理によりH/WはC^lに同型であり、また最大次数の不変式J_lを忘れることにより射影πw : C^l→C^<l-1>が得られる。さらに、fをsubreguler巾零元、X_fをgにおけるf-orbitのtransversal sliceとしπ : X_f→C^<l-1>とおくことにする。さて、H_rをHの正則元全体とする時、写像
P : H_r/W→H_r/W×C^<l-1>,P([h])=([h],πw([h])
を考え、この写像を用いてfiber bundle id×π : H_r/W×X_f→H_r/W×C^<l-1>のH_r/W上への引き戻しとしてZ_fを定める。次に、Z_f=Z_f\{J_l(h)-J_l(x)=0}(hεH_r,xεX_f)上、不定元qを用いてH_r/Wではtrivialなlocal system L_qを考える。この時、braid群π_1(H_r/W,[h])は[h]εH_r/WのfibreZ_f([h])の2-次のコホモロジー群H^2(Z_f([h]),L_q)に作用し、A_l-型のときHecke環のBurau表現に一致することが分かる。それ以外の既約表現については、またよく分かっていない。ただ、旗多様体のsubvariety B_fに対し、写像H→H^<2d>(B_f)を考えたとき(これは、ある意味で周期写像を考えていることになる)、この写像が全射となる巾零元fに対しては、Hecke環のモノドロミ-表現が構成できつつある。ともかく、Hecke環の全ての既約表現をmonodromy表現として構成することはまだ今後の課題である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山田浩嗣: "ヘッケ環のモノドロミ-表現と旗多様体の幾向" 数理解析研究所講究録. 926. 149-162 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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