• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

q-解析にあらわれる非可換代数に関するアルゴリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 07210255
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

高山 信毅  神戸大学, 理学部, 助教授 (30188099)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードGrobner basis / computer algebra / q-analysis / Coxeter group / Hecke algebra / hypergeometric series / Kan / Integer programming
研究概要

80年代半ばよりさかんとなったq-解析ではさまざまな非可換代数があらわれる。たとえばq-差分作用素環や古典群の包絡環の量子化、さらにはアフィンワイル群やアフィンヘッケ環などがq-解析にあらわれる。この研究では、これらの多様な代数で種々の実験をおこなうための数式処理系のための言語およびアルゴリズムを開発することが目的であった。残念ながらこの目標はいまだ完全に達成されていないが、以下のような成果があった。
1.グレブナ基底の計算システムkan/sm1は5年目を迎えた。kan/sm1は多項式環、微分差分作用素環、q-差分作用素環のイデアルに関する種々の演算を実行することができる。旧来のコードをすべて書き換えて、Version 2を公開した。パ-サの書き換えと高速化、グレブナ基底の計算をhomogeneous polynomialsを基本とした方法にあらためて高速化、D-加群用のパッケージの充実、富士通情報研のrisa/asir, D. GraysonとM. StillmanによるMacaulay2などへの実験的組み込みなどをおこなった。
2.整数計画法とq-超幾何関数との間に関係があることがわかった。
3.Coxeter群やHecke環をあつかうためのアルゴリズムの研究をスタートした。とくに,Brink-Howlettのアルゴリズムの研究をスタートした。
Coxwter群やHecke環をあつかうためのアルゴリズム、システムの研究は来年度にはなんらかの成果をだせるものと期待している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] N. Takayama: "Algorithms finding recurrence relations of binomial sums and its complexity" Journal of Symbolic Computation. (to appear). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Matsumoto: "Braid group and a confluent hypergeometric function" Journal of Mathematical Sciences. 2(to appear). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Onishi: "Construction of voronoi diagram on the upper half plane" IEICE Transactions on Fundamentals. (to appear). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M. Yoshida: "CR-geometry on the configuration space of 5 points on the projective line" Funkcialaj Ekvacioj. (to appear). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi