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新しいフラーレン化合物の設計と物性予測

研究課題

研究課題/領域番号 07213210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

斎藤 晋  東京工業大学, 理学部, 助教授 (00262254)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードフラーレン / 黒鉛層間化合物 / 5員環2量体
研究概要

我が国を中心に単離がすすんでいるC100までの大きなフラーレンの電子構造と幾何構造とをモデルポテンシャルおよびタイトバインデング法により求めた。そして、構造の特徴と、単離可能性とに強い相関があることを発見した。すなわち、各フラーレン上にある12の5角形が6つの2量体として存在すること、さらに、5角形以外のフラーレン構成単位では、偶数個の炭素原子からなるチェーン(鎖)、たとえば、C2、C4、C6などがほとんどであることを発見した。これは、フラーレンの成長段階でこのようなことがおこっているものと考えられる。これまで、謎とされたきた、フラーレンの成長機構を解く手掛かりとなる、大きな発見と言えよう。
また、これまでに単離されたフラーレンのなかでは、C78が最も低い空電子状態を持つことを発見し、これを用いた黒鉛層間化合物の設計を試みた。その結果、黒鉛・フラーレンすべて炭素からなるにもかかわらず、黒鉛層からフラーレン層への電荷移動がおこり、全く新しい炭素伝導体となることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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