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カップ型共役電子系の設計・合成

研究課題

研究課題/領域番号 07213221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

中筋 一弘  大阪大学, 理学部, 教授 (60028230)

研究分担者 豊田 二郎  大阪大学, 理学部, 助手 (70249952)
山本 景祚  大阪大学, 理学部, 助教授 (40028220)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード両性レドックス / ジアニオン / ジカチオン / フエナレニル
研究概要

奇交互炭化水素フェナレニルは2段階両性レドックス系としての性質を示すと共に,そのカチオン,ラジカル,アニオン状態はいずれも熱力学的には安定である.このフェナレニルを分子内に2個組み込んだ分子IDPLを設計し,その合成と性質を検討した.IDPLは速度論的には不安定であると考えられるので,tert-ブチル基を導入して安定性を付与した誘導体TB-IDPLの合成を行った.酸化還元電位をCV法により求めたたところ,tert-ブチル基の効果により期待したとうり可逆な酸化還元波が観測され,しかも,4段階の両性レドックス系として挙動することが明らかとなった.また,酸化側レドックス末端であるジカチオン種,および還元側レドックス末端であるジアニオン種を溶液中で発生させ,NMRスペクトルによりその構造が目的とする化学種であることを決定できた.両性レドックス系の酸化還元末端は閉殻電子構造を持つのでNMRスペクトルにより構造を決定する事ができた.一方,その他のレドックス状態は開殻構造であるので,これまでのところ電子スペクトルの測定を測定を行って,期待する分子種のスペクトルと解釈できることを確認した.このように,全てのレドックス状態をスペクトル的に確認することができた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Kubo: "Synthesis of Hexa-tert-butyltribenzodecacyclenyl Species Behaving as a Six-Stage Amphoteric Redox System." Angew.Chem.(in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K.Hatanaka: "Detection of New Neutral Radicals:2-Pheny1-and 2-)p-Methoxy)phenyl-3-oxophenalenoxyl Radicals." Tetrahadron Lett.37. 873-876 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K.Hatanaka: "Dimer Formation and Detection of Neutral Radical:2,5-Dimethyl-6-oxophenalenoxyl Radical." Tetrahedron Lett.37. 877-880 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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