• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

EXAFS法によるフラーレン超伝導体の構造と物性

研究課題

研究課題/領域番号 07213222
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

柏野 節夫  岡山大学, 理学部, 教授 (70032810)

研究分担者 山嵜 比登志  岡山大学, 理学部, 教授 (40013495)
石田 裕之  岡山大学, 理学部, 助教授 (70193331)
久保園 芳博  岡山大学, 理学部, 助手 (80221935)
前田 裕宣  岡山大学, 理学部, 助教授 (20032948)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードフラーレン / EXAFS / 超伝導 / フォノン / X線回折 / 金属内包フラーレン
研究概要

Rb K-edge EXAFSを用いて,K_2RbC_<60>のオクタヘドラルRb周りの局所構造を研究し,従来議論となっていたオクタヘドラルサイト金属の位置がオクタヘドラル中心位置にあることを明らかにした(Chem.Phys.Lett.印刷中).この問題は,常温においてオクタヘドラルRbと第1隣接炭素のピークが観測されないことより,中心位置からずれた位置にいるのではないかとの報告もなされていたが,低温で対応するピークが現れることから,常温では熱振動が激しいために,観測されないことがわかった.K_2RbC_<60>のRb K-edge EXAFSの詳細な温度変化も観測し,オクタヘドラル金属のTc付近での熱的挙動,ピークが消える温度領域の比較的激しい熱振動を研究中である.さらにRb_3C_<60>を対象として粉末X線回折の温度変化を測定し,Tc付近での熱振動と格子定数の奇妙な振る舞いを見いだした.これはすでにRb_2CsC_<60>のRbおよびCs K-edge EXAFSからも見いだしており,X線回折からも確認したことになる(Sol.State Commun.投稿中).また均一な試料の作成を目的として,金属のド-ピング過程をX線回折と反磁性磁化率の測定から調べた(Sol.State Commun.投稿中).金属内包フラーレンの生成と単離についてはCa@C_<60>を対象として研究を進め,最近のSr@C60の作成と抽出に成功した(Chem.Lett.投稿中).単離についても現在進行である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Y.Kubozono et al.: "Temperature Dependence of the Local Structure around a Cs^+ Ion in Rb_2CsC_<60>" Phys.Stat.Sol.(b) 188. K9-K11 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kubozono et al.: "Preparation and Extraction of Ca@C_<60>" Chemistry Letters. 1995. 457-458 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kubozono et al.: "Local structure around Cs^+ ion in Rb_2CsC_<60>" Fullerene Sci.Tech.3. 411-418 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fujimoto et al.: "Local Structure around Cs^+ ion in Na_2CsC_<60> superconductor" Fullerene Sci.Tech.3. 419-428 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fujimoto et al.: "An EXAFS study on the local structure in the Na_<>CsC_<60> superconductor" Physica C. 249. 5-11 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kubozono et al.: "Local Structure around the Rb^+ ion in K_2RbC_<60> and KRb_2C_<60> studied by Rb K-edge EXAFS" Chemical Physics Letters. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi