研究課題/領域番号 |
07214222
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
深澤 義正 広島大学, 理学部, 教授 (50004502)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ルイス酸触媒 / 不斉Diel-Alder反応 / 分子軌道法 / 遷移状態構造 / 選択性 |
研究概要 |
本年度は触媒的不斉誘導に対する反応解析としてルイス酸触媒を用いた不斉Diels-Alder反応について考察した。半経験的分子軌道法のAM1を用いて、全ての原子を最適化する方法を用いて遷移状態構造とエネルギーを求め、不斉誘導の詳細について解析した。AM1計算法をこの系に適用する際の信頼性の検証に触媒とエノンの錯体の構造について計算したところ、実験で得られたNOEのデータを満足する構造があることがわかった。触媒に配位したエノンに対してシクロペンタジエンはエンド方向から接近すると考えて遷移状態を求めた。触媒に配位したエノンのうちでエネルギーの低い構造に対するシクロペンタジエンの接近の仕方を計算しそれらのエネルギーを求めた。求めたエネルギーを比較したところ実測の選択性を非常によく再現することがわかった。
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