研究課題/領域番号 |
07216255
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北村 二雄 九州大学, 工学部, 助教授 (00153122)
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研究分担者 |
谷口 宏 久留米工業高等専門学校, 校長 (10037715)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 超原子価ヨウ素化合物 / 有機銅試薬 / アルキニルヨードニウム塩 / ジアリールジアセチレン / 液晶 / 液晶性チオフェン |
研究概要 |
本研究ではアルキニルヨードニウム塩について、その高い反応性を利用してアルキニル銅錯体とのカップリング反応を検討し、さらに液晶性ジアセチレン誘導体の合成へ応用した。 1.アルキニルヨードニウム塩の合成に関しては、基質の反応性により超原子価ヨウ素反応剤を使い分けると、種々の置換アルキニルヨードニウム塩が簡便に合成できる方法を見いだした。 2.炭素数が8、10、12および14個の長鎖アルコキシ基を有するヨードニウム塩とアルキニル銅錯体との反応は、容易に進行し、カップリングした長鎖アルコキシ基を有するジアリールジアセチレン誘導体が生成した。このカップリング反応に及ぼすアルキニル銅錯体の置換基の効果について検討したところ、カップリング反応は容易に進行するが、アルキニル銅錯体の置換基の性質により大きく左右することが判明した。 3.長鎖アルキル基は電子供与性で非対称ジアリールジアセチレン誘導体の生成に有利であり、しかも液晶相発現にスペーサーとして重要であるため、長鎖アルキル基を有する銅錯体とのカップリング反応を検討した。長鎖アルキル基が存在するにもかかわらず、長鎖アルコキシフェニルアルキニルヨードニウム塩と容易に反応し、良好な収率で非対称ジアリールジアセチレン誘導体が得られることが判明した。ジアリールジアセチレンの両側に長鎖が導入され、広い範囲での液晶性が観察された。 さらに、これらジアリールジアセチレン誘導体は硫化ナトリウムとの反応により、液晶性チオフェン誘導体へ変換できることも判明した。
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