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分子線中の鉄カルボニルの光分解生成物による赤外発光と吸収分光

研究課題

研究課題/領域番号 07217222
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

川嶋 良章  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (60131009)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード鉄カルボニル / 分子線 / 赤外発光 / タングステンカルボニル / 多光子吸収
研究概要

Fe(CO)_5の193nm光解離による生成可能なFe(CO)_x(x=1,2,3,4)を分子線中で赤外半導体レーザー分光装置を用いて、その赤外吸収スプクトルの測定を試みた。1920cm^<-1>にFe(CO)_2と思われる弱い吸収スペクトルが測定されたが、強い赤外発光が同時に観測されたためFe(CO)_2の帰属を確認できなかった。
分子線条件下でFe(CO)_5、W(CO)_6およびアルデヒド化合物で測定された赤外発光の減衰時間は数μ秒から数十μ秒であり、この減衰時間と分子線中の反射鏡の軸外しの結果から測定された赤外発光は誘導放出によるものと考えられる。Fe(CO)_5とW(CO)_6で193nm光照射により1850-2270cm^<-1>領域にCO分子によると思われる赤外発光を測定することができた。Fe(CO)_5とW(CO)_6で同じように高い振動励起状態のCOが生成されており、このことは直接あるいは前期解離のモデルより、準安定な活性錯合体を経由するIVR機構による解離が妥当であると考えらる。また、Fe(CO)_5では減衰時間の速い発光は多光子吸収過程であり、遅い発光は一光子吸収過程であることが明らかとなり、異なる解離機構が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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