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分子伝熱解析による分子線エピタキシ(MBE)超精密加工メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 07219213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京都立大学

研究代表者

古川 勇二  東京都立大学, 工学部, 教授 (10087190)

研究分担者 角田 陽  東京都立大学, 工学部, 助手 (60224359)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード分子線エピタキシ / 超精密加工
研究概要

本研究では,分子線エピタキシ(Molecular Beam Epitaxy;MBE)による平面創成について,シリコン(Si)基板上にSiをホモ・エピタキシャル成長させる実験を行い,その創成メカニズムを明らかにしている.ここでは,基板温度は一定で,分子線入射量を変えた実験を行い,創成面性状を調べた.実験条件は基板温度を600℃および800℃で一定とし,分子線入射量を成膜厚さに換算して0.005,0.01,0.02nm/sと変化させて実験を行った.いずれの場合も成膜厚さが約35nmとなるように成膜時間を設定した.
RHEEDによる観察から,本実験の条件内では結晶性に分子線入射量は影響しなかった.
原子間力顕微鏡による表面幾何形状の観察から,基板温度600℃ではもとの基板の平坦度と同程度か改善されているが,分子線入射量による違いは見られなかった.基板温度800℃ではもとの基板には見られなかったステップ状の創成面が観察され,入射量の増加につれてステップの段差の大きさに変動はないが,ステップの間隔が減少していった.また,このステップの水平部は,600℃での創成面よりも良好な平坦度をもっていた.
本研究の結果,基板温度と分子線入射量は各々創成面性状を変化させるが,独立変数ではなく,平坦で結晶性に優れた創成面を得るには,基板温度と入射量の両方を適切に選択する必要があり,本研究の条件では,基板温度600℃,入射量0.005nm/sが最適値であることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 古川 勇二 他: "分子線エピタキシによる超精密加工(第3報)" 精密工学会学術講演会講演論文集. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 古川 勇二 他: "Molecular beam epitaxy(MBE)06 an ultra precision machining process" CIRP Annals. 45(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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