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対話文における、いわゆる「助詞・脱落」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07221103
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京女子大学

研究代表者

丸山 直子  東京女子大学, 文理学部, 助教授 (00199936)

研究分担者 桑畑 和佳子  情報処理振興事業協会技術センター, 研究員
橋本 三奈子  情報処理振興事業協会技術センター, 研究員
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード無形表示 / 格の認定 / 結合価 / 副助詞 / 話しことば / 断片性
研究概要

「助詞の脱落」と言われている現象に対して、以下の三点を目標に、研究を進めてきた。
(1)無形の格表示における格の認定
(2)文法全体の中で、無形の現象を位置づける
格表示以外のものも含める
無形表示の機能を探る
(3)書きことばと話しことばの違いを明らかにする
本年度は、(2)に関して、格助詞はないが、係助詞、副助詞が付いている格成分について、その扱いを検討し、また、格表示以外で格助詞が現れない現象についても考察した。
副助詞に、体副形成子としての働き(体言・副詞相当の成分を形成する働き)を認めると、「本だけ読む」のようなものの「本だけφ読む」のように、「だけ」のあとに格助詞の現れない形として把握することができる。話しことばには、「とか」「なんか」「なんて」のような特有の助詞が存在する。それらの構文的性質を明らかにし、従来の、書きことば中心の文法に組み込むことを試みた。また、格成分以外で、格助詞はないが、格関係が認められる現象として、連体修飾句と被修飾名詞の関係、「N_1のN_2」におけるN_1とN_2の関係、複合語の構成要素間の関係、いわゆる分裂文の焦点などの存在を指摘し、それらの格関係について若干考察した(が、この部分は更なる検討を要する)。
さらに、(3)に関して、広く言語事象一般を観察した上で、いわゆる「助詞の脱落」についての位置づけを行った。一語分とも深く関わり、話しことばの断片性の一つの現れとみることができる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 丸山直子: "助詞の脱落現象" 月間言語. 25[1]. 74-80 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山直子: "話しことばの助詞-「とか」「なんか」「なんて」-" 東京女子大学 日本文学. 85. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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