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ソフトガンマ線リピーターとの高速度パルサーの形成過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07222203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岩手大学

研究代表者

花見 仁史  岩手大学, 人文社会科学部, 助教授 (00212150)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードソフトガンマ線リピーター / 中性子星 / パルサー / (C+O)星 / 超新星 / 磁気波動砲
研究概要

ソフトガンマ線リピーターについては、X線観測衛星'あすか'などによる対応天体の同定がなされた。それらの観測から明らかになったガンマ線リピーターの性質は次の4点にまとめられる。1)バースト源は、およそ数年おきに活動的になる。2)バースト源にはコンパクトな定常X線源が付随している。この定常X線源はパルサーに励起されていると思われる。3)この2つのコンパクト天体は、10^4年以下の年齢の超新星残骸中に存在している。4)このコンパクト天体の位置は残骸の中心からずれていることから、1000km/s程度の高速度で移動していると示唆される。
我々は、この天体系が中性子星-(C+O)星の連星系のなれの果てであると考えた。我々のモデルでは、2)、3)は、(C+O)星が超新星爆発が起こし、新しい中性子星=パルサーになることにより、4)は、超新星爆発に伴う質量放出が、残骸と星との間に、この前駆連星系の高速度軌道運動に相当する相対運動を引き起こすことにより、1)は、爆発で放出された物体の一部が古い中性子星の周囲に捉えられ、小惑星形成などの過程を経て、突発的に古い中性子星に落下することにより、統一的に説明できた。しかし、ソフトガンマ線リピーターからのガンマ線は、普通の大他数のガンマ線バーストのものよりエネルギーが低いので、両者は起源が異なる可能性があり、上のモデルの適応範囲をガンマ線バースト全般に広げることに疑問が出てくる。さらに、ガンマ線リピーターはその光度がエディントン限界を越える活動を起こし、これは普通の降着過程などでは説明ができない。したがって、ガンマ線バーストの問題にも関わる物理過程として磁気波動砲モデルを提案して調べた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "(C+O) Star-Neutron Star Close Binary System Is a Progenitor of Soft Gammb Ray Repeuter?" Prog.Theo.Phys.94. 1001-1010 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI et al.: "Is (C+O) Star-Neutron Star Close Binary a Progenitor of SGR?" Proceedings of AIP. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "Connection between SGRs and High Velocity Pulsars" Proceedings of ASP.(1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "Gamma Ray Burst induced by Magnetic Cannon Ball" Proceedings of ASP.(1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "Skelton Tree Formalisum of Bound Objects" Proceedings of RESCEU (Universal Academy). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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