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低質量降着天体のX線照射メカニズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 07222210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

寺田 健太郎  広島大学, 理学部, 助手 (20263668)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードX線天文学 / ブラックホール / X線新星
研究概要

本研究の主な目的は、(1)広島大学に於いてX線観測データの解析システムを構築し、(2)Quiescent状態にあるX線新星のデータを解析の結果から低質量降着天体のX線輻射メカニズムを明らかにすること、であった。(1)に関しては、多少の問題点を残しているものの概ね達成することができた。(2)については、以下の事項を明らかにした。
(i)A0620-00は、他のブラックホールを含むX線新星のGS2000+25やGS1124-683と同様、X線のフラックスが非常に弱く、その上限値(<10^<31>erg/sec)しか求められなかった
(ii)GS203+338では、この種の天体では例外的に約10^<31>(Dkpc/3kpc)^2erg/sec(0.5-10keV)のフラックスを検出した。
(iii)そのエネルギースペクトルは、photon-index〜2.1で近似できる比較的ハードなX線輻射であった。
(iv)7-10keVでのX線フラックスは約6×10^<31>(Dkpc/3kpc)_2erg/secであり、質量輸送不安定のトリガーとしては、小さすぎる
これらについては平成7年秋の天文学会や、宇宙科学研究所で開催された"ラインX線・ガンマ線による天体物理"研究会で報告を行った。また現在、投稿準備中である。
また上述(1)が遂行できたことに関連して、ブラックホールを含むX線新星GS2000+25の"アウトバースト時"のデータ解析も並行して行った。この結果についてはPASJに投稿中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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