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金属イオンの膜透過性を支配する天然超分子のNMRによる研究

研究課題

研究課題/領域番号 07229233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

藤原 英明  大阪大学, 医学部, 教授 (90107102)

研究分担者 高木 達也  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 講師 (80144517)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードイオノホア / ラザロシッドA / 液晶NMR法 / コンホメーション / エンケファリン
研究概要

昨年度は試料のマジック角回転を導入することにより、イオノホアであるラザロシッドAの液晶中のコンホメーションを決めることが出来たが、方法論としては、just-Magic-Angleでの試料回転は、液晶試料特有の直接結合定数Dと言う構造情報を切り捨てることとなるので、これを、従来の液晶NMR法と同様に考慮するため、Magic-Angleから少しずらせた角度(near-Magic-Angle、NMASと略)での試料回転を併用することとした。これにより、本来小さなDは測定できないが、大きなDは一定の比率だけ減少された値として観察できる。
こうして、液晶試料について、ROE,Jの他にDの情報が加わり、コンホメーションばかりでなく優勢配向も決定できることとなった。即ち、距離情報の他、配向情報(配向パラメーター、Sxx,Syy,Sxy,Syz,Sxz)が得られる。このためには、DについてもROEと同様にpseudo energyとして評価し、target functionの最小化による実験データ解析用のプログラムを作成した。こうして開発された汎用型液晶NMR法を、2、3のペプチドに適用し、それらの液晶中の構造と配向を決定できることを示した。こうして、簡単な生理活性を有するオリゴペプチドが、モデル膜と言う「超分子系」の中でどのような構造をとり配向しているかを実験的に求める方法を新たに開発した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A. KIMURA, N. KUNI, T. JIKIHARA, and H.FUJIWARA: "Magic-Angle-Spinnding Two-Dimensional NMR for the Study of Conformation of Leucine Enkephalin Oriented in Lyotropic Liquid Crystal" Bull. Magn. Reson.(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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