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イオン結晶中の希土類イオンの5d電子を含む励起状態

研究課題

研究課題/領域番号 07230233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岐阜大学

研究代表者

山家 光男  岐阜大学, 教養部, 教授 (90159202)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード希土類イオン / 酸化物結晶 / レーザー材料 / 光記録材料 / セリウムイオン / ユーロピュームイオン / サマリュウム イオン / スペクトロスコピー
研究概要

多電子系2価希土類イオン(基底状態4f^n)の5d電子を含む励起状態(4f^n^<-1>5d^1)がまわりの状態とどのような相互作用するかを調べた。Eu^<2+>の基底状態は4f^7、最低励起状態は4f^65d^1であり、f→d遷移の光吸収は可視光領域にある。2価の希土類イオンのEu^<2+>の測定された光吸収・発光スペクトル形状および光吸収・発光の偏波面依存性から5d電子と格子の相互作用の大きさを推定した。2価のイオンになるとまわりの格子との相互作用の結果、5d電子を含む励起状態のエネルギー準位は大きく下がるを明らかにした。また、X線や光照射による希土類イオンEu^<3+>/Eu^<2+>の価数変換やEu^<2+>の励起状態のエネルギー分裂および波動関数の広がりに関して分光法を用いて研究した。この波動関数の広がりが光やX線照射による価数変化を容易にしていることを明らかにした。
イオン結晶中の希土類イオンCe^<3+>の基底状態・励起状態の研究をESRと光学特性の測定を中心に進めた。Ce^<3+>は1電子系で、基底状態は4f^1で、励起状態は5d^1である。励起状態のエネルギー準位はまわりの状態、結晶場によって大きく変化する。母体結晶をLiYF_4,CaYA10_4,Y_3Al_5O_<12>と変えたときCe^<3+>の吸収・発光はUVから可視領域まで変化することを示した。また結晶中のCe^<3+>の励起状態のエネルギー準位の結晶場の大きさとその対称性に大きく依存することをESRと光学特性より明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] N.Kodama: "Inhomogeneaus broadening of the Ce_<3+> luminescence in CaYAlO_4" Journal of Physics:Condensed Matter. 8(in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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