研究課題/領域番号 |
07230258
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小野寺 昭史 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (20029523)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 希土類錯体 / 希土類化合物 / 高圧 / ダイヤモンド |
研究概要 |
1.高圧高温下での希土類-シクロペンタジエニル錯体からのダイヤモンド合成 シクロペンタジエニルのネオジム錯体について、コバルトを共存させてダイヤモンド合成を試みた。未焼成のものと800℃で焼成したものを圧力4.6、5.4、6.0GPa、温度1300または1600℃においてそれぞれ10分間処理した結果5.4GPa以上、1600℃ではダイヤモンドが生成することが明らかとなった。コバルトを共存させないときにはダイヤモンドが生成しないことを確かめた。本法は超微粒子ダイヤモンド合成に適している。 2.NdCo_2Si_2の磁気相転移の圧力効果 この化合物は常圧・低温下で磁気スピンの長周期変調構造から単純な反磁性構造に逐次相転移を示し、それらの温度は32K、26K、19K、18Kである。高圧下の中性子回折測定から磁気転移点は圧力によって大きく上昇し、その係数はすべてについておよそ5K/GPaであることを明らかにし、1GPa付近に新しい相を見いだした。 3.Eu: SrB_2O_4の圧力誘起ガラス化 この化合物は常温常圧下では斜方晶型の結晶構造をとっている。常温で圧力を加え、回収した試料についてX線回折測定を行ない、3GPaからガラス化が始まり9GPaで完全にガラス状態になっていることを見いだした。直接高圧下でのX線回折でも同様の挙動をとらえた。回収試料の蛍光スペクトル測定を準備中である。
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