研究課題/領域番号 |
07230263
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
築部 浩 大阪市立大学, 理学部, 教授 (00144725)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1995年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 不斉識別 / 希土類錯体 / 両性アミノ酸 / 液体膜輸送 / 液-液抽出 |
研究概要 |
生体関連化合物に対して優れた分子認識を行なう機能分子素子の開発は、高度に洗練された生体機能の分子レベルでの理解や、生理活性物質の精密分離系や高感度センシング系への応用など基礎・応用両面にわたり大きな意義をもっている。 本研究では、重要な生体物質である両性アミノ酸をターゲット基質として、両性アミノ酸輸送機能をもつ希土類錯体を開発するとともに、多彩な不斉希土類錯体を活用し、高配位型錯体の形成に基づく両性アミノ酸対掌体認識系を構築することに成功をおさめた。 希土類錯体のもつユニークな配位特性を活用した両性アミノ酸の認識・輸送システムの構築を目指して、下記1および2を中心に研究した。 1.希土類錯体をキャリヤ-とする液体膜輸送系の構築 フッ素含有配位子を含む脂溶性希土類錯体をキャリアーとする液体膜系を構築し、両性アミノ酸に対して効率に富んだ輸送機能を示す「希土類錯体」キャリヤ-の構造最適化を図り、中性条件下に芳香族アミノ酸のみならず脂肪族アミノ酸の液体膜輸送系を構築した。 2.光学活性希土類錯体を用いる両性アミノ酸の不斉認識機能を発現 光学活性配位子を含む六配位「希土類錯体」による両性アミノ酸の認識系の開発のため、液-液抽出法を用いて希土類錯体の構造最適化を図り、最高49%eeにおよぶ高い不斉認識機能を発現させた。
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