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希土類金属ヨウ化物クラスター錯体のメスバウアー分光法による構造化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07230284
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東邦大学

研究代表者

竹田 満洲雄  東邦大学, 理学部, 教授 (80011633)

研究分担者 北澤 孝史  東邦大学, 理学部, 講師 (60246767)
高橋 正  東邦大学, 理学部, 助教授 (30171523)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードメスバウアー分光 / 希土類金属 / ヨウ化物クラスター / エルビウム / ^<166>Erメスバウアー
研究概要

八面体クラスターR_6I_<12>(R=希土類元素)の中心に遷移金属元素や炭素,Zが侵入したユニットR_6(Z)I_<12>をもつクラスターヨウ化物を合成し,^<155>Gd,^<166>Er,^<57>Fe,^<197>Auおよび^<127>Iなどのメスバウアースペクトルを測定して,メスバウアー原子上の電荷を知り,クラスターヨウ化物の結合の理解を深めることを目的とする.
(1)化合物の合成
Gd_2O_3とNH_4Clを窒素雰囲気下300℃で反応させGdCl_3を得た.このGdCl_3とGdおよびCを5:13:9のモル比で混ぜ,タンタル管にアーク熔接で封入した.これを1000℃に1週間保ってGd_6Cl_5C_3を得た.またGdCl_3とGdを1:1のモル比で混合し,タンタル管にアーク熔接で封入した.これを620℃に3週間保ってGd_2Cl_3を得た.
(2)メスバウアースペクトルの測定
合成したHo_<0.4>Y_<0.6>H_2,55.3mgを日本原子力研究所のJRR-3M PN-1で中性子照射して,およそ40mCiの^<166>Ho/Ho_<0.4>Y_<0.6>H_2(半減期26.9h)を得た.これは昨年作成し^<166>Ho/Ho_<0.6>Y_<0.4>線源に比し,シングルラインの極めて良好な線源であった.この線源を用いて,これまで報告されていないErF_3,ErCl_3,Er_2(OAc)_3・4H_2O,Er_2(C_2O_4)_3・6H_2O,Er_2(CO_3)_3・2H_2OおよびEr_2(SO_4)_3・8H_2Oの^<166>Erメスバウアースペクトルの測定に成功した.^<166>Erのメスバウアースペクトルの観測は本邦で初めてである.Erのクラスター化合物のスペクトルを測定予定である.
また^<155>Gdのメスバウアー線源である^<155>EuPd_3(半減期4.68y)を作るため、^<154>Smの濃縮同位体からなる^<154>Sm_2O_3から^<154>SmPd_3を合成して,これの中性子照射を行なう予定である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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