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水素結合と配位結合による特異な分子配列の構築

研究課題

研究課題/領域番号 07231217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

中筋 一弘  大阪大学, 理学部, 教授 (60028230)

研究分担者 田所 誠  大阪市立大学, 理学部, 助手 (60249951)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード水素結合 / 配位結合 / 自己集積体 / カテナン構造
研究概要

水素結合と配位結合による特異な分子配列の構築を目指している。本年度はビルディングブロックとして,相補的分子間水素結合能を持つ配位子としてビイミダゾールのモノアニオンを選択肢,これを3分子配位したニッケル錯体を設計した。合成は,フリーのビイミダゾール,対カチオン,塩基,メタルソースをメタノール中加熱するという条件で行った。その結果,対カチオンの種類および相補的水素結合の有無に依存して4種類の自己集合体を得ることができた。この中には,グラファイト状の6員環の編み目構造が交差して超カテナン構造を形成している結晶構造を得ることに成功した。
第一の結晶構造は相補的水素結合を持たないゼロ次元の集合体である。第二の結晶は2個の相補的水素結合により水素結合のジグザグのリボンが形成されている。一次元の水素結合ネットワークを持つ。第三の結晶は3個の相補的水素結合により6員環がグラファイト状のシートを形成し,これがc軸に積層して大きなチャネル構造を形成している。水素結合は2次元シート構造である。大きなチャネルは対カチオンによって占められている。第四の結晶は先に述べた超カテナン構造である。今後これらに電荷移動相互作用を導入する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M. Tadokoro: "Dimeric Hydrogen-Bonded Transition Metal Complex Containing Bidentate Mono-deprotonated 2,2′-Biimidazolate Logand." Chem. Lett.613-614 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M. Mitumi: "Metal-Pteridine Complexes Having Three-Dimensional Hydrogen-Bonded Networks." Inorg. Chem.34. 3367-3370 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Hatanaka: "Hydrogen-Bonded Ribbon Structure in 2-Phenyl-3-hydroxphenelenone." Mol. Cryst.Lig. Cryst.(in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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