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超音速空気流における水素燃焼領域の衝撃波干渉による安定化

研究課題

研究課題/領域番号 07235204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

新岡 嵩  東北大学, 流体科学研究所, 教授 (90208108)

研究分担者 じゅ 詒光  東北大学, 流体科学研究所, 講師 (60261468)
丸田 薫  東北大学, 流体科学研究所, 助手 (50260451)
小林 秀昭  東北大学, 流体科学研究所, 助教授 (30170343)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード水素 / 超音速流 / 保炎 / 衝撃波 / 再循環流
研究概要

マッハ数2.5、全温550-800Kの超音速空気流に、長さ80mm高さ20mmの二次元楔状ストラットを置き、ストラット背後から水素燃料を噴射した。ストラット後流に衝撃波を入射させると、後流全体に燃焼領域が安定に確保できる。昨年度に引続き、この保炎性能を詳細に調べ、数値シミュレーション結果との比較など進めた。
昨年度はLDV計測による流速分布について調べたが、今年度は、ストラット後流の保炎領域について、濃度分布と温度分布、さらにはLIF計測によるOH発光など明らかにした。水素燃料の増大と共に、後流において、再循環流と水素噴流が衝突してできる対向流型の火炎が削減して、超音速流と亜音速再循環流の間のせん断層内の主な燃焼領域が移動するが、濃度分布と温度分布はこれらの現象を立証するデータとなった。また、短時間のOH分布計測は、上記の現象を更に明確にすると共に、再循環流内の化学的に非平衡状態にあるため、ときには全く凍結状態でOHが存在しなかったりお、ときには反応が急速に進行して、OHが十分に存在していることがわかった。流れが必ずしも定常でないため、両方の性状が交互に出てくると考えられる。
更にこの保炎メカニズムを確認することと、保炎性能を高めることを目的として、水素燃料に空気を予混合して噴射し、混合を結果として速める実験を行った。予混合化は、むしろ保炎性能を悪くする結果になった。これは、空気の混入によって、噴射の運動量を増大させ、先述のように、火炎を下流に押しやる方向に移動させることになるからである。更に予混合化を進めると、リセス内で一次燃焼することになり、全く異なった保炎形態へ移行する。これらについて詳細に検討を行った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤森俊郎ほか: "超音速流における衝撃波入射による水素保炎の研究" 燃焼の科学と技術. 1. 211-213 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.Niiokaほか: "Ignition and Combustion Characteristics in Supersonic Flow" Lecture Notes Physics. 449. 337-351 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fujimoriほか: "Flame-Holding Behind a Wedge by Incident Shock Waves" IUTAM Sympo.on Supersonic Combustion. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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