研究課題/領域番号 |
07236105
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
米沢 富美子 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10027344)
|
研究分担者 |
村山 和郎 日本大学, 文理学部, 助教授 (70107697)
長谷川 正之 岩手大学, 工学部, 教授 (00052845)
田中 文彦 京都大学, 工学部, 教授 (50107695)
小田垣 孝 九州大学, 理学部, 教授 (90214147)
大峰 巌 名古屋大学, 理学部, 教授 (60146719)
|
研究期間 (年度) |
1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
112,900千円 (直接経費: 112,900千円)
1997年度: 15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
1996年度: 39,000千円 (直接経費: 39,000千円)
1995年度: 58,500千円 (直接経費: 58,500千円)
|
キーワード | 集団運動 / ダイナミクス / 水素結合液体 / 高分子共重合体 / 分子動力学 / ゲル / ゾル転移 / 密度汎関数理論 / マイクロクラスター / ダイナミックスの階層構造 / 水素結合編日構造 / ジャンプ運動 / 水素結合編目構造 |
研究概要 |
・水素結合系液体の代表である水のダイナミックスの特徴とその超高速高次非線型分光法(5次のラマンエコー)による実験観測についての理論的検証を行った。 ・ずり流動場の下での相分離の問題をKawasakiダイナミクスに従って時間発展するIsingモデルに外部流動場の効果を導入し、流動場の下での相分離のシミュレーションを行う手法を開発した。 ・並進自由度のガラス化過程における原子運動の特徴を明らかにし、遅い過程がジャンプ運動、速い過程が局所ポテンシャルミニマムの揺らぎとして理解できることを示した。 ・有限温度の凝縮系を取り扱うことのできる第一原理分子動力学法により、液体金属合金の組成分解の初期過程を研究した。 ・高分子の結晶化における階層構造を特にその誘導期と結晶成長に着目して調べ、誘導期については短距離秩序の観点から中性子散乱、赤外分光及び計算機シミュレーション法を用いてその形成過程を明らかにした。 ・会合高分子のゲル化と相分離に関して、架橋点の構造と運動性の解析を架橋領域の「多重度」と「寿命」という新しいコンセプトを導入して、相図の導出、レオロジー物性の研究などを行い、水溶性可逆ゲルの実験データを解明した。 ・コロイド等の巨大分子系で予想される分子間相互作用と相図の関係を明らかにし、C_<60>固体の状態方程式と圧力誘起規則-不規則配向相転移の理論的予測を行った。 ・自己類似フラクタル次元をもってゆらぐ局在電子状態における電子のホッピングによる過渡電流をシミュレーションで研究、ガラス質半導体で一般的に観測される分散型過渡電流とおなじ過渡電流が得られることがわかった。 ・異常構造緩和の単純なモデルとして正方格子上の多体乱歩系を考えてその動的構造を調べた。 ・体積膨張したセレンの構造について電子状態を調べ非金属--金属転移のメカニズムを解明した。 ・水銀--サファイア系のプリウェティングの振舞を解明するためにモンテカルロ--シミュレーションを行った。
|