研究課題/領域番号 |
07236106
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
米沢 富美子 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10027344)
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研究分担者 |
土井 正男 名古屋大学, 工学部, 教授 (70087104)
梶 慶輔 京都大学, 化学研究所, 教授 (00026072)
辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10114563)
八尾 誠 京都大学, 理学部・物理学第一教室, 助教授 (70182293)
藤原 毅夫 東京大学, 工学部, 教授 (90011113)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
46,600千円 (直接経費: 46,600千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 16,600千円 (直接経費: 16,600千円)
1996年度: 13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
1995年度: 13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
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キーワード | 階層構造 / 異常緩和 / 第一原理分子動力学 / 高分子溶液の構造形成 / 異方性複雑液体 / シミュレーション / 超臨界液体の金属・非金属転移 / 高密度揺らぎ / 超臨界液体の金属-非金属転移 / 高分子溶液 / 複雑液体 / 超臨界液体 / 密度揺らぎ / 集団運動 |
研究概要 |
複雑液体とは環境条件あるいは構成要素に起因する複雑さを有する液体である。本重点領域では、それら液体の物性を空間的・時間的階層構造のあられとして捉えることにより、物性に関する新しい視点を開拓することを目的としている。本総括班ではこのような立場から、各研究班の相互理解を密にし、実験・理論・シミュレーションの研究の進展を促進し、また重点領域全体への研究成果の相互周知、領域外への研究成果情報発信をはかるために以下のような活動を行った。 以下のような複雑液体系における構造の階層性を調べる多くの新しい実験手段を開発し、また新しい計算機シミュレーション手法を開発した。これらを用いて、新しい現象を見出しあるいは現象のミクロスコピックな構造を明らかにした。 1.極端条件下で複雑液体として振る舞う系の結合性の変化 2.複雑な多成分系ゆえに複雑液体として振る舞う系の結合性 3.複雑な階層構造をもった構成要素に起因する複雑液体 4.前駆ぬれ現象 5.異常緩和現象 6.相転位のスローダイナミックス 7.高分子ブロック共重合体などにおける構造形成 8.高分子溶液系のシミュレーション 平成11年1月11日-12日の2日間、慶應大学理工学部で重点領域全体研究会を開催し、分担者全員の参加を得、活発な研究成果発表と討論が繰り広げられた。 又、平成7-9年度三年間の研究成果報告書を平成11年2月に発行した。
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