研究課題/領域番号 |
07238222
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
能田 成 京都産業大学, 一般教育研究センター, 教授 (30065841)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ホットスポット / 海洋島玄武岩 / 鉛同位体 / ストロンチウム同位体 / ネオジム同位体 |
研究概要 |
[比較ホットスポット学]を研究課題として助成をうけた。地球上のホットスポットに由来する火山岩は次の三つに分類できる:a)タヒチ諸島、b)ハワイ諸島、c)レユニオン等。これらの火山島について、玄武岩試料の蒐集を行い、すでに主要および微量元素の分析を大半終えた。 本来、この研究が目的としている鉛、ストロンチウム、ネオジム等の同位体分析については、現在良好なデータが得られつつある。特に鉛同位体の分析方法について、大きな進歩があった。すなわち、Shimoda & Nohda(1995)はフランスのレンヌ大学教授、B. M. Jahn博士の教示に従った分析方法による結果について報告した。それ以降、試料鉛のレニウムフィラメント上への塗布方法について工夫を重ねたところ、測定時における質量分別効果を抑さえ、イオン化効率を上げることに成功した。これによって測定値の再現性、信頼性は格段に向上した。現在使用中の単収束、単コレクター型質量分析計が発揮できる精度としては、本研究で得られた結果が到達可能の限界であろうと思われる。 今回、鉛同位体の検定に用いたアメリカ合衆国標準局発行のNBS-981Pbについての繰り返し測定(13回)の結果は次の通りである。 ^<206>Pb/^<204>Pb=16.8880±0.0028 ^<207>Pb/^<204>Pb=15.4254±0.0030 ^<208>Pb/^<204>Pb=36.4917±0.0078
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