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走査型電気化学顕微鏡(SECM)を用いた生体分子極微細構造の構築

研究課題

研究課題/領域番号 07241206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

末永 智一  東北大学, 工学部, 助教授 (70173797)

研究分担者 山田 弘  防衛大学校, 化学教室, 助手
内田 勇  東北大学, 工学部, 教授 (50005302)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード走査型電気化学顕微鏡 / パターンニング / マイクロ電極 / ジアフォラーゼ / 抗原-抗体反応 / ペルオキシダーゼ / SECM / キャピラリ
研究概要

平成7年度の研究で以下の結果を得た.
1.局所化学反応を利用した生体分子微細構造の構築 SECMの探針であるマイクロ電極でハライドイオンを電極酸化することにより活性反応種を生成させ,ガラス基板上に酸化還元酵素の一種であるジアフォラーゼの固定化微細パターンを作製した.
2.走査型キャピラリ/SECMを利用した酵素微細パターンの作製と評価 SECMの探針部に,ジアフォラーゼ溶液を充填したガラスキャピラリーを装着し,グルタルアルデヒドで活性化したガラス基板上を走査することにより,酵素マイクロパターンを作製した.この基板をNADH/Ferrocenyl metanol溶液に浸漬し,固定化酵素の触媒反応の選出に基づくSECM観測を行なったところ,明確なパターン生成を確認した.
3.走査型キャピラリ/SECMを利用した抗原-抗体微細パターンの作製と評価 キャピラリ中に癌胎児性抗原(CEA)溶液を充填し,抗CEA抗体を被覆したガラス基板上を走査することにより,マイクロパターンを形成した.次いで,あらかじめ抗CEA抗体を表面に吸着させたマイクロビーズを分散させると,抗原-抗体反応によりビーズがパターンに沿って配列することが確認された.
4.走査型キャピラリ/SECMを利用した抗原-抗体マイクロスポットの作製と評価 上記と同様の手法により,ガラス基板上にCEAをマイクロスポットし,ペルオキシダーゼ(HRP)標識抗体溶液に浸漬した.この基板を,H_2O_2/FMA溶液に浸漬し,SECM観測した.1万個程度のCEA分子を検出できた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H.Shiku: "Microfabrication and Characterization of Diaphorase-Patterned Surfaces by Scanning Electrochemical Microscopy" Anal.Chem.67. 312-317 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 末永智一: "電気的手法による細胞パターンニング" 高分子. 46. 244-245 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 末永智一: "マイクロ電極を用いる細胞操作と計測" バイオサイエンスとインダストリー. 53. 27-30 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H.Shiku: "Detection of Microspotted Carcioembryonic Antigen on a Glass Substrate by Scanning Electrochemical Microscopy." Anal.Chem.(印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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