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DNAらせん鎖の配向固定化フィルムの超構造

研究課題

研究課題/領域番号 07241224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

岡畑 恵雄  東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80038017)

研究分担者 森 俊明  東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50262308)
江原 靖人  東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40251657)
佐藤 智典  東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードDNA / 水晶振動子 / 配向フィルム / DNA-脂質複合体
研究概要

本研究では、DNA-脂質複合体を有機溶媒からキャストしてフィルムを作製し、一方向に延伸することにより、二重らせん鎖を配向固定化したフィルムを作製し、DNAの人工構造化による新機能を発現することを目的にして、研究を行い以下のような成果を得た。
1)サケ精子由来のDNA(分子量200万以上)を超音波照射により分子量10万くらいの長さに切断し、DNA中のリン酸アニオンと等モルのカチオン性脂質を加えて、DNA-脂質複合体ポリイオンコンプレックスの沈殿を得た。これをクロロホルムなどの有機溶媒に溶解して、円偏光二色性CDスペクトルや500MHz-NMRスペクトルなどから有機溶媒中でもDNA-脂質複合体は水中と同じように二重らせん構造を形成していることを確認した。
2)これをガラス板上にキャストしてDNAフィルムを作製した。このフィルムは水に不溶であり、基板からはがして一方向に延伸することにより、DNAらせん鎖が延伸方向に配向したフィルムを得た。X線回折によりフィルム中での塩基間距離、二重らせん鎖間の距離や配向方向などを決定した。二重らせん鎖の配向は偏光紫外吸収の二色性比からも求めることが出来た。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y. Okahata: "Orientation of DNA Double Strands in a Langm uir-Blodgett Film" Langm uir. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 岡畑 恵雄: "DNAをフィルムにする" 機能材料. 15. 5-11 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 岡畑 恵雄: "酵素や有機溶媒をDNAに溶かしてみよう" 化学. 50. 613-616 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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