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膜タンパク質の新規な再構成法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07241240
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

奥村 幸久  京都大学, 工学研究科, 助手 (40243042)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードリポソーム / 膜タンパク質再構成 / プロテイントランスファー / 気-液界面単分子膜 / アセチルコリンエステラーゼ / 赤血球
研究概要

生体膜からリポソームへ直接移行した複数の種類の膜タンパク質の混合物から単一の種類の膜タンパク質をリポソーム上に保持された形のまま得た後,さらにこの膜タンパク質を機能を保持した形で組み込んだ他の組織体を得る方法の開発をめざして,その基礎となる2つの課題について研究をおこない,以下のとおりの成果を得た.
1.移行膜タンパク質を保持したリポソームと膜タンパク質を含まないリポソームとを固定相,移動相として用い,両相間での膜タンパク質の分配の差を利用したクロマトグラフィー系の構築の試みに関して,平成7年度にはリポソーム固定化に用いるために,長鎖アルキル基で化学修飾した多糖由来高分子ゲルを合成し,修飾量を元素分析法により評価した。また合成した高分子ゲルを実際にリポソームと相互作用させ,ゲル上へのリポソームの固定化量を脂質の定量により評価した.
2.膜タンパク質を保持したリポソームをもとにして,再転移あるいは脂質膜相互の形態変換などの利用により膜タンパク質を他の組織体へと組み込む試みに関して,平成7年度には赤血球膜上に存在する膜酵素アセチルコリンエステラーゼのリポソームへの移行・再構成条件の最適化をおこなった.さらにリポソームの気-液界面における単分子膜への形態変換現象を利用して,この赤血球膜タンパク質再構成リポソームから酵素活性を保ったアセチルコリンエステラーゼを組み込んだ単分子膜を得ることに成功した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 奥村 幸久: "Reconstitution of Membrane Proteins into Lipid Monolayer" Chem. Lett.1031-1032 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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