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フィブロネクチンの自己会合ドメインを利用した新機能細胞外超構造の構築

研究課題

研究課題/領域番号 07241261
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪府立母子保健総合医療センター・研究所

研究代表者

関口 清俊  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 病因病態部門, 部長 (50187845)

研究分担者 眞鍋 理一郎  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 病因病態部門, 研究員 (30280837)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードフィブロネクチン / 細胞外マトリックス / 遺伝子工学 / キメラ蛋白質 / エクオリン / TGF-α
研究概要

フィブロネクチン(FN)の自己会合ドメインを利用して、任意の蛋白質を細胞外マトリックスに不溶化する新しい技術の開発を行った。我々は、FNのN末端70kD領域とC末端37kD領域を連結した組換え蛋白質(以下、“ミニフィブロネクチン"(miniFN)と呼ぶ)が細胞外マトリックスへのアセンブリー活性を保持していることを既に見いだしている。このminiFNのC末端部にレポーター蛋白質として発光蛋白質エクオリンを連結したキメラ蛋白質の組換え遺伝子を作成し、この組換え遺伝子を培養細胞に導入・発現させた。その結果、このキメラタンパク質はフィブロネクチンと同様に2量体としての細胞によって合成・分泌され、培養細胞の細胞外マトリックスに不溶化されることが判明した。また、このキメラタンパク質の発光活性を測定したところ、この蛋白質は溶液中でも細胞外マトリックスに不溶化された状態でもエクオリンの発光活性を保持していることが確認された。これらの結果は、miniFNのC末端側に連結することにより、様々な機能蛋白質をその生理活性を保持したまま細胞外マトリックスに不溶化できることを示している。この点をさらに確認するため、細胞増殖因子のひとつであるtransforming growth factor(TGF)-αをminiFNとキメラ化した蛋白質の発現ベクターを構築し、培養細胞で発現させた。このキメラ蛋白質は予想通り細胞外マトリックスへのアセンブリー活性を保持しており、さらにTGF-αの細胞増殖促進活性も有していた。今後、このTGF-α/miniFNキメラ蛋白質の機能解析をさらに進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ichihara-Tanaka, K., et al.: "Role of the carboxyl-terminal Fib2 domain in fibronectin matrix assembly." Journal of Cell Science. 108. 907-915 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hino, K., et al.: "Localization of EDA-containing fibronectin in rheumatoid synovium" Arthritis Reumatism. 38. 678-683 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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