研究課題/領域番号 |
07242101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
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研究分担者 |
持田 勲 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (20037758)
鹿川 修一 長崎大学, 工学部, 教授 (80037746)
江口 浩一 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (00168775)
山田 宗慶 東北大学, 大学院・工学研究所, 教授 (40091764)
荒井 弘道 (荒井 弘通) 九州大学大学院, 総合理工学研究科, 教授 (10011024)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
73,700千円 (直接経費: 73,700千円)
1997年度: 14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
1996年度: 22,900千円 (直接経費: 22,900千円)
1995年度: 36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
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キーワード | 固体触媒 / 触媒材料 / 触媒設計 / 固体反応場 / 先導的環境触媒 / 特殊反応場の構築 / 触媒活性点のデザイン / 分子ダイナミックス / 環境化学 / 深度脱硫 / 窒素酸化物 / 触媒 / ゼオライト / 環境科学 / 湿度脱硫 |
研究概要 |
水素化脱硫のグループでは金属酸化物/ゼオライト複合体が比較的高い活性を示し、Moと相互作用したCoが活性点であることを見出した。一方、NO接触除去用のゼオライト触媒中では銅イオンが2段階で酸化を受け、反応温度とイオン交換率に依存していることを見出した。また、NOをNO_2へ酸化する触媒とNO_x還元触媒の中間で還元剤を添加することにより還元剤の有効利用率が格段に向上することを明らかにした。 NO排出量低減では、NOの発生そのものを低減する方法の研究、生成したNOを接触除去する方法の検討を実施した。江口は同研究室で開発された高温燃焼用ヘキサアルミネート系触媒の高活性化、高機能化について検討するとともに、低温着火用Pd触媒についても研究した。また、鈴木らはCH_4からCOとH_2を選択的に生成する触媒の探索を行った。 排出されたNOあるいはN_2Oを低減するための研究班は、炭化水素系還元剤による接触除去技術の開発グループ、炭素系材料あるいは光触媒を用いた新しいNO低減技術の開発グループ、の二つに分かれている。岩本、鹿川、黒田は銅イオン交換ゼオライト系触媒の作用機構、活性劣化機構、銅イオンの存在状態等について新しい知見を見出した。特に、岩本は還元剤をNO酸化触媒とNO_x還元触媒の中間で添加することによって還元剤の利用効率が格段に向上することを指摘し、これまでの触媒探索方針とは異なる方策が可能であることを明らかにした。
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